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エゴグラム波形・C優位型

新版TEG2 解説とエゴグラム・パターン

新版TEG2 解説とエゴグラム・パターン

 

 に掲載されているC優位型の解説

 

C優位型

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このタイプは、FCとACが同程度に高いものである。成人してからも、いつまでも子供の自我状態のままにふるまい、気分中心でいつも相手に依存する傾向がある。CPやAが低いと、社会的な義務感や責任感に欠け、社会適応が難しくなることもある。デュセイは「冒険家」の例をあげ、スリルがあるということや好奇心のおもむくままに快楽追求するという特徴を述べている。

 

考察

ここで同作者・同出版社による「エゴグラム・パターン―TEG東大式エゴグラム第2版による性格分析」のP129の記述も引用して、割と真面目に比較考察してみようと思う。便宜上、以後こちらの書籍を1995年版、冒頭の書籍を2006年版とする。

 

 FCとACが高く、それ以外の尺度は平均またはそれ以下のエゴグラムである。成長することをあまり望まない、子どものままでいたいタイプによく見られる。俗に言われるピーターパン・シンドロームやモラトリアム人間などがこれにあてはまるのではないだろうか。思春期心身症の神経性食欲不振症も、患者の心の奥底に成熟拒否があり「大人になりたくない」ために食べないという行動が現れるといわれている。

 高いFCでわがままに振る舞い、喜怒哀楽の感情をそのまま吐露し、高いACで大人たちの顔色を窺いながら、自分の弱い面をカバーしてくれたり甘えさせてくれる相手を探す。自己中心、自己愛的でありながら依存性の高いエゴグラムである。

 PとAがあまり機能していないので、社会的な責任や義務感に欠け、現実検討能力が働かない場合が多い。従ってオーバーな自己宣伝をしたりが非常に目立つ行動はするが、肝心な時には責任回避をして逃げ回ることがある。こんな行動をするので一見ほとんど良心がないように取られ、社会一般の対人関係はあまりうまくいかない。

 常にちやほやされていないと気が済まない人、いつも特別扱いを望みヒーロー、ヒロインでないといられないタイプの人などがあげられる。また、これだけスターであることを望みながらも心の奥底は自信のなさや不安がいっぱいなので、つねに支えてくれる人を望む。もしそれが満たされない時、極端なケースでは薬物やアルコールに依存する場合もある。

 

まず最初に「1995版から2006年版で、説明の量が約4分の1に減少している」。しかし本質的な説明内容は変わっていない。内容を照らし合わせていくと「辛辣過ぎる記述」が全て消されてしまったことがわかる。

 

1995年~2006年の10年間で、この辺りの自粛というのか、倫理的な意識が大きく変わったんだろう。これの作者が「東京大学医学部心療内科TEG研究会」であることを考慮すると、現在だと非常にマズイ。ということを踏まえて、当サイトでは基本的には2006年版の内容を重視しつつ、1995年版の内容に軽く言及する程度に留める予定。