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タイプ3の9段階【解説版】

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

  • 作者: ドン・リチャードリソ,ラスハドソン,Don Richard Riso,Russ Hudson,橋村令助
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本
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 上記書籍P130~158を参照して作成しました。

 

 

健全なタイプ3

段階1ー嘘偽りのない人 

・他者から認められたいという欲求を超越し、あるがままに自 分自身を受け入れる。

・内面志向で自己生成的になる。

・あからさまな外向けの顕示行為ではなく、自分自身の価値を発見する。自己表現は率直で、ま ったく嘘偽りがない。

・真の内面志向ということは、自 分自身の心の真実に従うことであり、真実の心に基づいて行動し語ることである。

・他者を感動させ、より高次の目標を追求するように他者を動機づける。

 

自己受容

・真実の自分自身と他者を受け入れる寛大な心を持つ。

・自己受容とは、非難や弁明などをせずに、思いやりを持って自己を考察することである。

・自分自身を受け入れることは、心身症や悪癖を抱え込んだり、まる でそれらが美徳ででもあるかのようにもてはやしたりすることではない。

・自己受容とは、自 分自身を充分に愛して、自分自身に関する苦痛に満ちた真実を受け入れることである。

・真にあるがままの自分として自分自身を成長させる責任を取って、身につけた多くの賜物と才 能を実現し、弱点と限界を悪びれずに認める。


・謙遜で、自分自身に対して率直である。

・多くの場合、自分自身に対して愛嬌のあるユーモアの感覚を持っている。自分自身のごまかしに気づいていて、それを笑い飛ばすことで行動として表さないようにする。

・心優しく、情愛に満ちている。

・他者の言葉に注意深く耳を傾け、自分の感情を簡 潔明瞭に伝えることができる。

・実体とイメージは一つになり、人として成長するための確固とした基礎を与える。

・もう「出世する」ことにも他者に抜きんでることにも関心はない。

・何か価値あるものに貢献するように持てる才能と立場を控え目に使う。

 

段階2ー自信を持った人

・他者が何を評価するのかを見つけ出そうとして、自分自身の外に目を向け始める。

・重視される性質に自分自身 を合わせる。

・他者から証明 と承認を求める。

・他者の肯定的な関心を探す。

・自分の人生にとって重要な人々か らの賞讃と承認を得ることによってしか、自分自身の価値感を持つことができない、と感じる。

 

幼児期との関係

・タイプ3は、 幼児期に人から認められなかったり、自分自身では価値づけすることができなかった。

・その程度に応じて、世界の中でどんな行為や性質や態度が 自分を価値づけてくれるのかを見極めようとする。

・他者の期待を細大漏らさず読み 取る才能に加えて、他者に適応する能力を伸ばす。

・タイプ3は幼児期から「自分でそう決 心すれば、自分がなりたいと思うどんな人間にもなれる」と考えてきた。

・幼いタイプ3は 家族が自分を自慢できるように懸命に努力する。

・健全なタイプ3では、この感覚はしっかり根を下ろした現実主義と堅実な目的によって和らげられており、多くの目標を 実際に達成する。


・最も鋭敏な社会的本能を持っているので、驚くほど見事に他者に順応し、何の努力も払わずに他者の注目に応える。

・人の顔色と状況を読み取る能力で は、タイプ2の感情移入に匹敵する力量を持っている。

・他者 から承認を与えるような注目を浴びせられると、ぱっと明るくなる。他者から確認を受けると、生きている と感じ、自分自身について良い気分でいられる。

他者が認めて注目してくれれば、タイプ3は気に入られたと感じる、

・自分が他者の 中に認めた価値に、自分自身を適応させることで他者に応える。

 

 

魅力

・タイプ3は、全体の傾向としては肉体的魅力のある人が多い。

・特に魅力的ではなくとも、できるだけ良い印象を与える方法を知っている。

・どうすれば自分に関心を持たせられるか、相手と一緒にいて楽しませるにはどうすればよいかを知っている。

・人を強く引きつける力と、好ましい雰囲気を持っている。

・他のどの性格タイプよりも、自分自身に好意的な注目を集めることに向いている。

 

段階3ー優れた模範 

・良い気分になりたいので、自尊心を高めてくれるような建設的な活動に携わる。

・他者が自分を受け入れないのではないか、自分 は他者を失望させるのではないかと怖れ始める。

・自分自身を成長させるために 時間と労力を注ぎ、自分を傑出した人物にしようとする。

・功名心に燃え、自分自身を向上させることに熱心である。

・どんな分野に進んでも成績は優秀であり、しばしば模範的な人物になる。

・タイプ3はその文化が持つ価 値観の生きた模範であり、私たちが自分自身を見、評価する鑑である。

・自らを向上させるように他者を動機づけることもできる。

・自分が具現化している資質を他者が身につけるのに進んで手 を貸す。

・意思伝達の 手腕に長けていて、他者を動機づけして、むずかしい仕事を引き受けたり、有意義な目的のために募金に応 じるようにさせることができる。

・大衆に対して組織を代表することが多い。

・そういった立場に立つと、彼らを手本にしたい人たちに対し ては、その態度、魅力、自信などが強力な誘因として働く。

・ユーモアの感覚があるため、ある程度は自分を笑い者にし、自分の欠点やちょっとした見せかけを楽しむこともできるので、心を 和ませるだけでなく、魅了的にも見させる。

 

通常のタイプ3

段階4ー競争心の強い地位狙い

・他者の中で自分自身を目立たせたいと願い始める。注目され ていたい。

・他者があげた成果によって影が薄くなることを怖れて、自分自身と他者を比較し始める。

・自分自身にも仲間にも自分は並外れて優れた人物であることを見せつけたい。

・他者の上に立てば自尊心は強められ、自分が一層望ましく、注目と賞讃に一層値すると一時的にも感じさせ てくれる。

・自分の企画や職業をはじめ、自尊心が高められるものなら何にでも打ち込む。

・何であ れ自分が携わっていることで他を凌駕したいし、できることなら、一番になりたい。

・他の誰にも勝たなければならないと感じるようになる。そのため、誰もいなかった所に競争相手をつくり出す。

・不幸なことに、いつでもこういう比較をするので、すべて の人間関係をまったく新しい基盤に載せることになる。

・今持っているもの や、していることを気にかけないのは、彼らはそういうものを楽しむからではなく、そういうものは自分を「成功しつつ」あると感じさせてくれるからである。

・効率的に成功を追求する。

・常に自分 の職位や地位を高めようとする。

・トップに立ち、トップを守ろうと懸命に努力す る。

・専門的な能力を重視し、自分のしていることでは最高の能力の持ち主であることを目指す。その職業で 自分がトップになれば名声が得られるからである。

・成功しているという自分自身の感覚を強めてくれるので、立派な肩書きや職業を持つことが重要である

・一流の職業に就いていなければ自尊心は強く脅か される。ましてや失業中とあれば、怖れは倍増する。

・成功が非常に重要であり、他者と競争するようになっているので、自分自身を もっと好もしく見せる方法を勉強し、外交術を身につける。

・本当の自己表現からはどんどん離れ始めたことを示す。

・友人や 同僚に対しても戦略的に接するようになる。

・社会的な箔づけを増やすことをいつまでもし続ける。

・他の人々 の地位を感じ取る健全な才能は、相手の価値の高さを素早く品定めするために使われる。

・仲間の誰かが突然何かもっと値打ちのあるものを手に入れたり、自分以上に尊敬や賞讃を得たりする ことになったりすれば、自分は失敗することになる。

 

段階5ーイメージ意識の強い実利主義者

・他者からの前向きの関心を失うことを怖れて、自分自身の好もしい印象を生み出すことに専念し始める。

・主な関心は自己表示、つまり、自分のイメージを高めることになる。自分の投映 するイメージが本当の自分を映し出していようといまいと、好もしい印象をつくりたい。

・中身以上にスタイ ル、他者にどんな印象を与えるかが主な関心になる。

・外観は一層計算されたものとなるが、その裏には本当の自尊心が欠けていることは隠せない。

・本物の自己はこうであろうと考えていたとしても、それよりずっと価値があり役に立つと思われる「包装」 を提供する。

・皮肉なことに、市販の一般商品 としては一層好ましくなる。

・イメージ意識の強いタイプ3は、ある部分で、エーリッヒ・フロムが市場販売 志向として説明した性格タイプに対応する。

 

※中略。上記書籍のP142部分。


・他者にどういう印象を与えるかに固 執する。

・自分がどういう印象をつくり出しているか気に病み、人々が自分について何を考えているのかと絶 えず気に病んでいる。

・充分に成功し、充分に能力があり、充分に魅力的であるということは、いつでも心の 中で再生されている課題である。

・自分の本当の感情や反応が出せることはない。

・実際にはそうではなくても、 誠実で、友好的で、控え目で、親切で、後悔していて、高潔で、正直であるように見える。

・他者が 自分を高く評価するように、瞬間瞬間の要求に合わせようと自分のイメージをただ調整している。

・外見と実際の姿はまったく別のものになり始めている。

・言動は多くが彼 らの真実の姿を現すものではなくなるので、空疎な感情が見える。

・イメージは、ひとたび他者がそれを望ましいものとして受け入れれば、独自の実体を備えることになる。

・いかに精妙に信憑性のあるイメージを投映させることができるか、虚偽が含まれていても、それを見抜く ことが他者にとっていかにむずかしいか、ということを強調しておくことは重要である。

・他者が実際の人物ではなくイメージを相手にしていることを知る手がかりは、通常のタイプ3が見せる完 璧さである。

・もっと深く見れば、通常のタイプ3には「本質的なもの」は ほとんど何もないことがわかる。

・本当の感情をほとんど表さないし、個人としての確信もほ とんど持っていない。

・外見は淀みなく洗練されているが、その下には個性もなければ、情熱もないように見 える。

・何もかもが完璧に見えるが、多様なイメージを足し合わせても一個の人格にはならな い。

・欠けているのは、個人としての関与と約束の観念である。

・誰かに内面の空虚さを見抜かれてはならないので、本当の親密さを怖れる。

・タイプ3は、親しいという印象を生 み出し、しかも、実際に開ける以上に、見た目には自分自身を開いて見せることができる。

・特に信憑性に気をかけ、自分がつくり上げている理想のイメージを人々が信じているかどうかを気にす るのは、このためである。

・自分のイメージにあらゆる注目と努力を注ぎ込んだにもかかわらず、次第に人を納得さ せなくなっていく。

・感情の遊離していることが他者の目にはっきりとしてくる。

・物事について自分が感じることに自信がなくなる。

・自分自身の信念と反応を評価検討することがむずかしい。

・目標達成に合わせて象徴を操作する のに秀でる。

・人なつこさは、多くの場合、ご都合主義から来ていることに、他者は 気づき始める。

・技術的な問題を克服するのには充分向いているが、個人として の将来像は持っておらず、強く抱いている価値観もほとんどなく、他者への共感もほとんど持たない。

・おおむね優れた指導者ではない。

・名声が関わってくるので、指 導者の地位に惹かれることが多い。

・いったんイメージが実体になる と、それは独自の偽りの生命を帯びる。

 

段階6ー自己中心主義で自分を売り込む人

・他者は自分を見透かして、実際には、自分が投映しようと努めてきた夢物語の「完全な」イメージ とは別物であることを発見するのではないかと怖れる。

・自分が理想化したイメージほど ではないことが露呈すれば、徹底した屈辱を浴びることになる。

・他者から賞讃されたく、うらやんで欲 しく、あらゆる点で断然傑出していて、何でもわかっていて、まさに完璧であると思われたい。

・内面の自己がさらに欲しがりになっていくのを忘れたがっている。

・価値がないという怖れが増大していくのを埋め合わせようとして、彼らの自己像は異様なほどに膨張し、 大げさになってしまっている。

・自分自身を執拗に宣伝し始め、自分の達成結果を自慢する。

・自分自身を猛烈に売り込んでいて、これは自分の業績であると異常 なほどに主張する。

・自己愛が独りでに膨張を続け、実際の自己には貧困さも限界もすべてあるのに、その自 己からある程度解離していることがはっきりする。

・実際には存在しない栄誉に満ちた自己について宣伝文句 を並べ立てることもする。

・必死になって自分自身 にも他者にも自分が傑出していると信じ込ませようとするが、ここまで来ると、他者は立派すぎて本物とは 思えないと感じ始める。

・すべてが他者に注目させ賞讃させるための見せびらかしである。

・恥知らずなほら吹きになり、持っているものを見せびらかす。それら はどれも賞讃を得られると信じているものばかりである。

・彼らの会話でただ一つの話題は自分自身であり、 他者はあたかも自分の言葉や行ないにすっかり魅了されてでもいるように、あるいはそうあるべきであるとでもいうように振る舞う。

・これは当然、他者を退屈させる効果しか発揮しない。相手は注目をよそに移す。 これはまさにタイプ3が避けたいことである。

・今や旺盛な競争心があからさまなので、他者との葛藤も始まり、それが次第に深刻になっていく。

・何らかの点で相手より優れていると感じられるときだけ、そのまわりにいても気楽に感じ られる。

・新しい社会的価値を生み出すために地位の象徴を追い求め、それを売り込む。

・自分の人付き合いの範囲からあまり望ましく ない人を排除することによって、自分自身が審判者になって誰が仲間「内」で誰が仲間「外」かを決める。

・自分のことに夢中で、傲慢で、しかも、自分自身に感服している。 自分自身の評判を信じ、自分は本当に優秀な人物であると信じ込むようになる。

・何かの理由で他者から拒絶されたとしても、それで思い悩むことはない。なぜなら、自 分を拒絶した相手は自分より劣っており、どのみち取るに足りないと感じるからである。

・他者が自分を注目しているかどうかを確かめるためだけに他者に注目する。

・自己顕示欲が強く、魅惑的で、好もしさを高めるために性的魅力を利用する。

・肉体的魅力のない者は、 知性と頭の良さ、財力と成功、名声と信望といったような、自愛的に自分を高める特性に依存する。

・他者に自分を賞讃するように求めるが、性的にも心理的にも他の誰かを満 足させることには関心がない。

・短時間で自己愛を高めることに執着するあまり、長時間を要する本当の目標や成果に集中することが 次第にできなくなる。

・自分と近づきになろうとする人々を焦らして楽しむ。 

・自惚れから他者との葛藤を引き起こす。それは、自分自身の派手な誇大宣伝を信じ始め、 自分の功績をばかばかしいほど極端に誇張する。

・自分自身に対する評価や成功への期 待が非現実的になっていることを誰かから指摘されると、すぐに機嫌を損ねる。

・誰に対しても軽蔑的で嫌みを言う ようになる。

・外見には他者に対して誠実であるように見せながら、少なくとも自分自身の頭の中では、他者 を引きずり降ろして自分が一番上に立ち続ける。

・現実的な目標や本当の自己陶治からはもう焦点がずれていて、認められた いという絶望的な要求の虜になっている。

・自分の努力が失敗して自分自身を良しと感じ取れなくなっているために、失望と激しい怒 りでいっぱいになる。彼らはそれを抑圧するのに精一杯である。

・もし自分の恥を知る心と自己疎外に接触を 持ち続けられれば、本当の自己を取り戻して健全になれる。

・しかし、現実の自分の状態について自分を欺き 続ければ、本当の自分との繋がりを完全に断ち切る危険を冒すことになる。

 

不健全なタイプ3

段階7ー不正直なご都合主義者 

・失敗は予測できる事態の中で最も屈辱的なものの一つである。

・他者を欺くことによって自分がまだ「勝者」であるという印象を保たせるように 努めようとする。

・失敗と、それによって受ける屈辱への怖れがあるので不誠実になる。

・どんなことをしてでも自分がまだ特別な人物であ るということを他者に信じ込ませようとする。

・現実には厳しい精神的な障害を起こしているので、 そのようなことをすれば、まず間違いなく自分の状況についての真実を歪めてしまう。

・履歴書に嘘を書いた り、作品などを盗作・盗用したり、手を抜いたり、他者の仕事を自分の手柄にして誉められようとする。

・すぐに裏切り、嘘をつき、トップに立つために他者を利用する。

・膨れ上がった自己像を維持するために、ある種の売り込みをしなければならな い。

・自分の立場を不注意に悪くしてい るのに、まだ状況を利用しようとするご都合主義者である。

・他者を一人前とも、自分自身と関係なく価値を持つとも考えないため、他 者はただの注目と賞讃の提供者でしかない。それが、人間関係には相互的なものは何一つ ないことの原因である。

・自分の欲しいものが得られる間だけは関係を続けようとするが、もっと好 ましい人物が現れたときは特に、考え直しもせずに人との付き合いを断つ。

・外見はどうあろうと、タイプ3 には良くないことがいくつかあるが、注意すべきことの一つは、長い交友関係が欠け ていることである。

・不幸なことに、不健全なときでさえ、タイプ3は自分が人として非常によく機能しているという幻想を抱 き続けることができる。

・抑鬱性の神経衰弱に落ち込むにつれて、内面の孤独感や空虚感が前面に出て来る。こういった状態になると姿を隠 し、自分の堕落の程度が他者に知られないようにする。

 

段階8ー悪意のだまし屋

・自分が取り押さえられて、ごまかしが暴露されてしまうのではないかと次第に怖れるようになる。

・自分の偽りの主張を支えるのに必要と考える ものはどんなことでもしようとする。

・完全に他者を欺くようになる。

・投映するイメージは相変わらずもっともらしいが、その裏では極 端に不安定で、そうとは見えないが不誠実になっている。

・他者は必ずと言っていいほど、ひどい目に遭わさ れてしまってからやっと、タイプ3がどれほどひどく神経症的になっているかがわかる。

・病的な嘘つきである。

・重大なことが関係していなくても嘘をつく のは止められない。

・有無を言わせずある印象を持たせよ うと懸命になっている。

・多くの場合、彼らの嘘は大した意味がないどころか、他者に重 大な害や金銭的損失、感情的苦痛を生じさせる。

・自分の中でまだ機能している部分があればそれらをすべて動員して、自分は落ち着いていて自制できてい ると他者に信じ込ませようとするが、こういった生き方をすれば、恐怖が高まるだけである。

・捕らえられ罰せられ ることへの怖れが増大して、彼らは極端に危険な状態になる。

・何事も後悔することなく、簡単に友人を裏切 ることもでき、他者に互いに恥をかかせ合うようにさせたり、自分の悪事を隠し続けるために証拠を隠滅し たりする。

・他者が骨折ってきたものを妨害してだめにし、自分を愛してくれる人を傷つけるが、それは、他 者の破滅を見ることが、自分は人よりも優っていると感じることのできるただ一つの道だからである。

・正 体を見破られ、自分のしたことの説明を求められることはほとんど避けられないことになる。

・そういう状態 を避けるために、悪意と狂気の中に完全に落ち込む。

 

段階9ー執念深い精神病者

・不実さと空虚さ悪事は言うまでもなくが露わになるのを怖れ る。

・他者の収め た成功や明らかに優れている点が彼らを失望させるし、いたるところで彼らに屈辱を与える。

・他者は現に自分より優れているし、きっと将来においても優れているように思える。

・欺瞞を通り越して純然たる復讐に移り、実際にも「どんなことをしてでもお前に打ち勝って見せる!」 と言う。

・失うものが何もなければ、どんなことでもやりかねない。

・惨めさを思い出させるもの はすべて徹底的にやっつけることが、偏執狂のような強迫観念になる。

・敵意は今や悪意のために理性を欠く までに大きくなり、どんなものでも自分が欲しいものを持っている人なら誰に対しても、極端に嫉妬を感じ るまでになっている。

・正常な人なら誰もが脅威であり、悪意の対象である。

・他者を破滅させて自分が勝者になることに固執するようになるので、悪意は危険なまでに高 まる。

・これは自分自身の暗い隠された側面であって、他者にはもちろん、自分自身にすら見せることができ ない。

・タイプ3のそういった状態に気づく人もいるが、その人たちはそのことで彼らと対決するのを怖 がるのがふつうである。

・完全に抑制を欠いてい るので、他者はタイプ3から身を守ることがほとんど不可能に近い。

・完全に精神病状態にあり、行為は正常の限度を超え、最も残酷な復讐の幻 想を行動に表す。

・自らの行為に対する精神的な歯止めを持っていないため、怒りが消え去るか、他者が破滅 するか、誰かが止めに入るまでは、やれることなら何でもやる。

・精神は完全に解離してしまってい るので、敵意を込めて人に衝突した後で、自分のしたことをはっきり記憶していることはまずない。最後まで残っていたわずかな正気を利用して、深い憎悪と激しい怒りが自分自身に向かわないようにし ていると言える。

・良心のとがめなどまったくなしに人殺しをすることができる。手 当たり次第に暴力に及ぶので、その精神病的行為には何の動機もないように見える。

・精神病の視点か らすれば、そうした犯罪は、他者を破滅させることで優位を取り戻そうという絶え間ない必要によって動機づけられている。

・男性の精神病者の犠牲になるのは、多くの場合、女性であることである。タイ プ3は多くの場合母親と一体化しているため、これは図式にかなっている。

・この段階に至るには、子供のとき、 信じられないほどの虐待を経験したという場合がきわめて多いようである。

・激しい怒りは、精神病質者に元々の苦痛を少しでも思い起こさせる身代わり の人物にぶつけられる。

 

・世間での非難と悪名の高さは、彼らが渇望する注目を与えてくれる。怖れられ、忌み嫌われ ることは、自分がまだ「ひとかどの人物」として存在することが認められたことである。