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タイプ8の9段階【解説版】

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

  • 作者: ドン・リチャードリソ,ラスハドソン,Don Richard Riso,Russ Hudson,橋村令助
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本
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 上記書籍P395~424を参照して要約しました。

 

 

健全なタイプ8

段階1ー度量の広い人

・気持ちが大きく、思いやりのある人物であり、自分自身の依枯地さを放棄して、自分自身の野心を超えた何か偉大なことに奉仕することができる。

・真に無私無欲になり、まったく利己心なく行動する。

・より偉大な価値のために何がなされる必要があるかを正しく捉え、それを行なう。

・自己主張に向かう自分自身の衝動に従って自動的に行動することはしないことを学び取る。

・内面がより静かになること、そして、より深く真実な衝動が心の中から立ち上るのを待つことを学び取る。

・自制を持って行動するときほど、最も強く見える。自分の本当の強みが持つ深みを証明する。

・我慢強くなり、支配というよりも寛大な統治というべき性質を成就する。

・お人好しではないし、自分の自立を損ねるような危険に身を置くことは決してしない。

・自分の存在の最も深いレベルにおいて、自分は完全に自由で自立していることを知る。

・内面にはとてつもなく大きな素質や能力、そして、活力を持っており、人生における難題をますます引き受けることができる。

・自分自身のこともより適切に他者の面倒を見ることができる。

・自分に助けが必要なときには、実際にそれを求めるし、自分が他者を助けるときは、非常に寛大である。

・生まれながらに持つ人生への喜びと愛を湧き出させることができる。

・肉体的な勇気だけでなく道徳的な勇気も持っており、自分が信じるもののために自分自身を危険に曝す。

・心理的潜在能力を持っていて、最大多数の人々ために最大の善をなし得る。

・カリスマ的で、完璧な自制心と思いやりが醸し出す独特の雰囲気を発していて、他者はそれに惹かれ、導きと安全と保護を求めて集まってくる。

・心が広大なので、あらゆる人の意気と品性を高める。

・何か真に偉大なことを成就させる最高の立場にいる。自我を超えて、平和の達成、学校の建設、重要かつ具体的な方法で他者を援助することなど、客観的価値を実現させる。

・タイプ8の偉大さの本質は、他者の重荷を軽くする方法を見つけて、誰もがより良い人生を生きられるようにする能力にある。

・公共の福祉のために個人的な財産や能力はどんなものでも活用して問題を解決する責任を引き受ける。

・人々は、平和と繁栄のうちに人生を豊かにできる機会をつくってくれたことに対して、彼らに大きな感謝の念を持つ。

・人々は健全なタイプ8に対してはきわめて忠実で、崇拝にも似た気持ちをこめて献身的に彼らに応える。

・注目の的となることが多いにもかかわらず、それに動じることがない。

・態度は素朴で誠実であり、純粋な心は人々の心を強く打つ。

・寛大で、優しく、人生に対して深く揺るぎない信頼を寄せている。

・このように絶大で強烈な影響力を他者に及ぼす性格タイプは他にはないし、人々は彼らの信奉者と呼ばれることに誇りを持つ。

・このように、英雄的なタイプ8は、仲間の人間の心と記憶の中に、いつまでも生き続ける。

 

段階2ー自信に満ちた人

・他者に傷つけられたり支配されたりすることへの怖れに負けると、自分自身を守り、自力本願でいたい欲求が生まれる。

・人生の道は自分で切り開きたいので、まわりの世界に対して自己を主張し、自らの意志の力を生み出し、それを強化する。

・自分自身の運命を支配している、自分は「思うままに振る舞える」と感じたいし、自分の目標を追求する自由と余地を手にしていると確信したい。

・障害を克服する力があることを疑うことはほとんどなく、それが健全なタイプ8に桁外れに大きな自信を与える。

・力強い人間であるという自己感覚は、意志の力全体をかけて外の世界の挑戦に対抗する体験を持っていることから来る。

・自分は堅実であり、自信というものによって他者に自分の内面の力を伝えていると感じる。

・自分は逆境と闘ってより強くなれることを知っている。

・自分自身の権利と必要を擁護する能力を持ち、自分にどんな圧力が加えられてもそれに抵抗する意志力を持っていることを知っている。

・自己を主張すればするほど、自分自身を信じ、困難を克服する自分の力を信じる。

・明らかな挫折を新しい好機に転じ、目標を目指して進み、逆境から学ぶ。

・何かがなぜできないのかを問うことはせずに、自分がやると心を決めたことはどんなことでもやれるという自信があると感じる。

・自己不信や不安や自信のなさに悩むことは滅多にないし、度を超した自己省察や自分の主体意識について関心に耽ったりすることもない。

・全体にわたって辛抱強さ、強大な意志の力、自己を主張する能力がある。

・微妙なところや遠回しのところはまったくない。

・環境において逆境を克服すればするほど、彼らの自己感覚は強化されるし、好機と思われることに出会えば、それをすべて自己主張のための誘因にする。

・直観が非常に発達していて、ふつうはそれが外の世界に向けられている。

・他者が気づかないような可能性を人についても状況についても見つける。

・その直観で人物の特徴を素晴らしくよく見抜く。人物を素材として見ることができ、その人がどういう人になれるかがわかる。

・どんなに離れていても、その人の不誠実さ、誠意のなさを感じ取ることができる。

・自信と直観と自力本願のお陰で、非常に才覚に富む。

・自発的なので、何かをしなければならないときには主導権を取る。

・そういった挑戦に立ち向かうことは、彼らを刺激するし、動機づけることにもなる。一言で言えば、彼らは世に認められることに自信がある。

・頼りになる自分は強く、自信があり、有能で、安全で、意志と自我を持ち、周囲に影響を与える能力があると自分自身を見ている。

・これほどの精神的な強さを持っているのはタイプ8だけである。健全である限りは、きわめて望ましいものとして持ちたい性質である。

 

段階3ー建設的な統率者

・力が強く、断定的で、自立した人間であるという認識を自分自身について持ってしまうと、自分はそもそも弱く、臆病で、依存的な人間ではないかと怖れるようになる。

・世の中に出て行って挑戦を引き受け、自分が強くて自立性があることを自分自身に証明しようとする。

・建設的で威信みなぎる統率者となり、新しい挑戦を受けて立ち、価値ある目標を達成するために自らの力を振るう。

・統率力を構成する性質は複雑で、それを理論として具体的に定義することはむずかしいが、タイプ8を見れば、それを身をもって示しているので、統率力とはどういうものかが自然にわかる。

・いかにも熟達したという感じと権威、果断さと名誉を重んじる心が表れている。

・人から信じられ、信頼され、尊敬される人物である。

・問題を解決したり、その強さを生かして他者に代わって戦うことを頼まれることがある。

・生まれながらの統率者という雰囲気がにじみ出ており、自分自身にも、正真正銘自分のものである業績にも正当な自負を持つ。

・自我がないわけではないが、彼らの自我は何か自分自身の外にあるものに奉仕していて、他者が万人に価値ある目標を達成できるように促す。

・タイプ8が場にいるときは、その指揮を執っている。他者は彼らに指揮を執らせることを気にかけない。なぜなら、彼らが高潔であることがはっきりしていて、万人にとって最高の利益を心にかけているからである。

・タイプ8の意志が堅く、果断であるときは、その意思決定も公正である。

・非常に説得力があるので、きわめて実戦的な統率者になる。

・桁外れに大きな自信を持ち、自分の行為の重要性を信じているので、他者に意欲を起こさせることができ、他者は快く彼らの統率力を支持する

・率直で熱がこもっていて、その特性を生かして自分の引き受けた企画を実行することに力を傾ける。

・不人気なことであっても一つの立場を取ることを怖れないし、むずかしい意思決定を行ない、自分の決定したことには完全に責任を取る。

・彼らは「非難を受ける」ことをいとわない高潔な人物として尊敬される。

・他者の尊敬を得ることは、非常に大切なことである。

・自分の仕事上の関係で高潔であり、信頼に値しようと一所懸命に努める。

・相手の評判が良くなく不正であると信じれば、その人との取引をすぐに打ち切る。

・不正と名のつくことはどんなことでも、彼らは本能的に感じ取る。

 

タイプ1とタイプ8の違い

どちらも公正とフェアプレイに関する問題に鋭敏なタイプ

タイプ1…自分自身についても他者についても、内面化された基準倫理規範に従ってその行為を評価する傾向がある。

タイプ8…反応はもっと彼らの腹から来る。タイプ8は、他者が虐待されているのを見たり、自分自身の利益が侵害されていると感じたりすれば、本能的に反応して、自分自身でも驚くほど素早く行動に移る。強盗を取り押さえたり、犯罪が犯されている現場に割って入る。

 

・先見の明のある人でもある。

・直観が建設的に使われて、他者のための可能性をつくり出す。

・彼らはその長所を文字通りに生かして、ビルや公共施設、公園、社会福祉計画などをつくることがあるし、個人育成にもその力を使うことがある。

・他者が強みや人格を形成できるように、その人に挑戦の場や刺激を与える。

・他者の力で脅かされることがないので、こういったことを簡単にすることができる。

・チームワークや権限委譲の必要性を理解していて、まわりにいる人たちにも自分と同じくらいに強くあって欲しい。自分の子供たちも強くなれるように努力する。

・人々は健全なタイプ8を愛着や感謝の念を持って仰ぎ見るが、それはタイプ8が強いように見えても、その行動は懇切であり、権威は備えていても権威主義的ではないからである。

・人々からの尊敬や愛着に接すると、タイプ8は感動を受けるが、それを表に現すことがむずかしいことが時々ある。

・心の底では何か遺産を残したいと思う。人々の人生に何か前向きな影響を与えた人として、それも、可能ならば地域社会や世界全体に影響を与えた人として記憶されたい。

・他者が自分に信頼を寄せていることを知っており、その人たちを失望させたくない。これは彼らに最大の満足を与えるものであるが、その一方で、最大の重荷を生む源でもある。

・善かれ悪しかれ、自分は運命づけられた人間であると思っている。

・優れた統率力の特質に注目すれば、事実上健全なタイプ8の特性を知ることになる。

・優れた統率者は、人々に明確で価値ある方向感覚を与えるだけでなく、共通の目標を達成する手段も与える。

・優れた統率者は、自分の影響力の大きさがどんなものであれ、家族から企業へ、そして国家に至るまで、安定した社会秩序を生み出し、それを維持する。

・彼らは人々に、何か自分自身より大きなもののために働く気にさせる。

・共同体や国民の創始の方法を知っており、稀にではあるが、その共同体や構成員の象徴になったり願望の具現者になったりする。

・他者が自分の能力以上であると考えることを達成する気にさせることによって、自尊心、勇気、自信が持てるように助ける。

・優れた統率者は卓越さを身に備えているだけではない。自分に従う人たちの行動に対して最終責任を進んで引き受けるばかりでなく、失敗がもたらす結果からも逃げることはない。

・優れた統率者とは他者に与える影響力によって判断されるのであり、タイプ8は忠誠と名誉と支援に値する。

 

通常のタイプ8

段階4ー進取的な冒険者

・自分自身で設けた大きな挑戦と目標を引き受けると決めてしまうと、それを達成しないでおくという可能性が常に生まれることになる。

・そのことを他人に知られるようなことは絶対にしないが、大胆で自信に満ちた外見とは裏腹に、引き受けた責任を「首尾よく果たす」自分の能力に対して少しばかり不安や疑問が生まれ、それが彼らを不安でさいなむようになる。

・そういった怖れに屈服すると、その状況下で勝利を収める自分自身の能力に自信を失うようになる。そのため、自分の「責任」下にある人々の安全と幸福を守るために、計画を進めていくのに必要であると感じる資源や方策を結集することに自分のエネルギーを集中するようになる。

・彼らの優先順位には決定的な変動が生まれる。それは最初のうちは微妙なものかもしれないが、後になって大きな結果に繋がる。

 

健全なタイプ8と通常のタイプ8の違い

・健全なタイプ8は、人生と人生での挑戦に対する情熱、真実と公正への愛、自分自身と他者に対する大きな可能性への理想に導かれていた。

・健全なタイプ8が抱く自信や人生への活力は人に伝わりやすい。彼らは心温かく陽気な人たちで、本当に人間が好きである。

・通常のタイプ8はそういったものへの焦点をある程度失っていて、実利主義と、自分の大仕事をただ続けて伸ばしていくというだけの欲求から動くようになる。すべての人の恩恵に資する理想はどこかに行ってしまって、世の中は過酷で、競争に満ち、共食いのような激烈な競争の世界であると見るようになる。自分自身と「自分の人民」にとって最高のものを欲しがるが、タイプ3とは違って、そのことで抜きん出ることは念頭にない。物事を興奮を呼ぶ挑戦とか成長の可能性としては見なくなり、利害得失、勝利と敗北の視点でしか見なくなる。しかも、自分は敗者の側には絶対に立たないと決心している。

・まだ温かさを示すときも移り気なときも残っているが、何かに駆り立てられた「現実的な」性質が表れてくる。働き者で、粗野で、会話の仕方は事務的である。実体は実務屋でないとしても、家族でも色恋沙汰でも、まるで仕事のように扱う傾向がある。物的資源が不足していれば、いくつもの仕事を同時に引き受けて、家族が充分なお金を手に入れられるようにする。それはまるで、人を統率する能力に自信がないために、防御施設を構築し、必要資源を備蓄することに走っているかのようである。

 

・自分の用事をうまく進めることで頭がいっぱいになっているが、自分が気遣っている少数の人たちをまだ厳として守ろうとしている。

・自分が対応している人たちの輪は確かに大きいかもしれないが、心配したり気遣ったりする人の範囲は狭くなっていて、それによって彼らの抱えている自信のなさ加減が読み取れるであろう。

・まだ友好的であるが、簡単には他者に敬意を払うことがなく、それ以上に簡単に好意を寄せることもしない。

・より衝動的に自己を主張するようになる。

・他者に対する評価は厳しくなり、他者には「何かに能力がある」と感づきでもすれば、対立を起こすことをためらわない。

・まわりにいる人たちからは、例外なく絶対的な誠実さと率直な話し方を求める。

・自分の考えをそのまま話すのがふつうであることは事実であるが、そうなると、タイプ8が自分からは話したくない話題が増えてくる。それは特に、自分の感情や傷つきやすさに対する怖れを他者に明かしてしまう分野である。

・自分自身を、自分のことは自分でできる「強固な個人主義者」であると考えるのが好きで、自分自身も他者もそれぞれに、自分自身の利益を追求できる自由企業体制を信じている。

・あまり協力的でなく、非常に優れたチーム・プレイヤーでもないし、他者の幸福にそれほど関心を抱いてもいない。ただし、それは、その人たちが彼らの努力が実を結ぶように尽力しなかったり、自分に責任があると感じている人たちを助けていない場合である。

 

仕事に関して

・起業家として見ると、実業界や政界には通常のタイプ8が特に多くおり、そこでの大立物や社会を揺さぶる人物として名を成している。

・起業家としての力量が重んじられる事業は、タイプ8にとっては成功のための豊饒の地である。人々が不可欠であると考えている産業では特にそうである。

・どんな職業に就いていようと、通常のタイプ8に共通していることは、可能な限り仕事全体を自分自身で管理・運営しようとすることであり、仕事について起きたことに対して、少ししか口が出せなかったり、まったく口が出せなかったりすれば、極端なほどに欲求不満になる。

・仕事の上での関心の的だけで見ると、タイプ3と混同されることが多いが、両者の違いは際立っている。

・タイプ3はある程度人の目につく職業、それも理想としては特権や華々しさを伴う職業に就くことに関心がある。これは、彼らが自分の自尊心を築き上げ、個人としての価値を高めるために成功に向かって動機づけられているからである。

・これに対してタイプ8は、統御と独立を求める。タイプ8であれば、儲けの良いゴミ収集車を所有したり運転したりとか、電気のスイッチ類を作る会社を持ったり経営したりということに、強い関心を持ったりする。これは、タイプ8は、誰でもゴミは捨てようとするし、電気のスイッチは使うことを見越しているからである。このような資産ならタイプ8に確固たる力の源を与えるという事実に比べれば、華々しさなどはそれほど重要ではない。

・金儲けは大切であって、お金があればそれだけ自給自足でいられるし、誰かに頼ったり従属したりしないですむ。

・お金があれば、他者に忠誠を尽くしたり献身したりすることを考えないで、やりたいことは何でもすることができる。資金が充分にあれば、必要なものは何でも、誰でも買うことができる。

・セールスマンになれば非常に説得力があることが多く、もっと下の段階になると、このタイプで個人として破廉恥な人物であれば、完全な詐欺師になる。

・通常のタイプ8は進取の気性にもやる気にも非常に満ちているので、人生の出発点で充分なお金を持っていなくても、程なく財政状態を目に見えて改善させることは珍しいことではない。

・欲しいものは手に入るまで追い求めるので、有能な交渉者、商売人である。精神的重圧には負けないし、他者に否と言うことができる。自分の得になるならば、妥協することもできる。いつでも売ったり、買ったり、交換したり、取り引きしたりする態勢にある。

・消費者としても注意深く、いつも有利な値引き販売に目を配っている。自分の引き受けた仕事がうまくいっている限り、仕事の方針などはどうでもいい。

・多くの場合、成功とは利益を得ることである。靴とかコンピューターの製造でも、金鉱掘りでもピザ売りでも何でもよい。大切なことは、自分がしていることではなくて決算の帳尻であり、お金を儲けて、財産を築くことである。

・他者と競争するが、厳密に言えば、「進取の気性に富んでいる」という方が当たっていて、それは一種の自己主張である。世の中で自分の意見を主張するし、他者がすぐ自分に黙従してくれるなら、その方がいい。

・他者が最も大きな分け前を即座に自分に議るのなら、自分の欲しいものが手に入り、競争することで時間もエネルギーも浪費しないですむ。

・どんな事業でもリスクを冒すことは成功にとって不可欠のことであり、通常のタイプ8も金銭面でも心理面でも報酬を得られるようにリスクを冒す。

 

リスクについて

・事業の世界に限らず、あらゆる活動で危険と興奮を愛する。どんな状況にも挑戦して成功するときに得られる高揚した感情が楽しい。不可能なことをやり、他者が失敗したことで成功し、誰にもできなかったことをしたい。

・危険な状況に身を曝して危険に打ち勝つスリルを楽しむために、飛行機を操縦したり、ヨットを操ったり、スキューバダイビングをしたり、自動車競争に出たりすることもある。

・しかし、無謀でいい加減な賭け事には興味がない。成功の確率を計算して、自分がトップになることが合理的に考えられると感じれば、賭に出て、その興奮を楽しもうとする。

・タイプ8が用心深いと説明されることはまずないが、無鉄砲でもない。結局は、生き残ることと自らの遺産を存続させることに関心がある。

 

・事業にもその他の目標にも成功するのがふつうである。それは、彼らがたゆまず働き、また、それを楽しむからである。

・労働は自己を主張する場を提供するし、それによって自分の強さと独立を証明できる。取引をしリスクを冒すことは、お金を儲ける手段であるだけでなく、文字通り自分自身をもっと大事にし、誰も自分の上に立とうとすることが絶対にないことを保証する。

 

段階5ー支配的な権力の仲介者

・数多くの計画、企画、事業などで全力疾走している。「仕事に成功する」ために、あるいは、自分の力と能力を自分の目で見られるようにしながら自分の世界を取り仕切るために、全力で打ち込んでいる。

・企画がうまくいかなかったり、他者が自分を尊敬していないとか自分の努力に感謝していないと感じると、さらに攻撃的に自分自身を主張するかもしれない。

・それは、財産を手に入れるためではなく、他者に自分の力と重要さを見せつけようとしてのことである。

・自分が「大物」で「ボス」であることを、自分の領分にいるすべての人に得心させたいし、自分自身にもその仕事に向いていることを納得させたい。

・企画から自分自身に注目を移す。

・まわりの世界に自分個人としての衝撃を与えたい。自分自身自分の意志と自我がそこで大きな場を占めているのを見ていたい。

・環境は自分自身の投影であり、また、自分の意志の力と偉大さの証であって欲しい。

・この段階か、それより下にいるタイプ8は、幼児期に、常軌を逸したような養育を受けていた可能性がある。タイプ4のように、自分の自己像を支える環境をつくり出そうと努力している。

・タイプ8の自己像は力強く、自立していて、統御しているというものなので、もっと強力に世の中に自分自身を主張したい。それができれば、自分が成し遂げた成果、自分の活動、まわりの人々に対する努力をしっかり見ることで、自分は確かに彼らを統御していると確認することができる。

・他者に傷つけられ、統御されるという根元的怖れが高じてきていて、活動領域に少しでも競争があると、それに我慢ができなくなっている。

・他者の強みや重要さが脅威になり始めていて、この、段階でのタイプ8は自分が責任者であるということをあらゆる人に通告する。

・自分自身を反映してさえいれば、家であろうと金融帝国であろうと、その建設を楽しむ。

・私生活でも、通常のタイプ8は、絶対君主になって、自分の影響力が何世代も続く強大な家族王朝を支配していたい。

・自分の影響力が大きければ大きいほど、まわりの世界に大きな影響力を持ち、自分自身の永遠性を確実にしてくれる。それこそが、通常のタイプ8がさまざまな形で求めるようになっている目標である。

・自分が払っている努力を他者に支えてもらいたいが、まだ健全さを保っているので、したいようにするのに説得という方法を使うことができ、脅迫という手段を使わないですんでいる。

・一緒に協力すればもっと素晴らしい成果が上がるとほのめかして、恩恵を施すかもしれない。「大言壮語」することが多く、人々を自分の仕事に巻き込むためにこけ威しをしたり、気前の良い約束をしたりすることもしよっちゅうである。

・彼らの約束は相手にどれだけ実をもたらすか、あるいは、もたらさないかはわからないが、タイプ8の誠実さや清廉潔白さが、その実利主義的なところも人に信じさせる。また、その実利主義が働いて他者が彼らの計画に協力したり、障害を取り除いたりしているのであれば、その人たちをだますようなことはない。

・同じように、自分がどれほど重要であり、自分を馬鹿にすることはできないということを他者に教える手段となると、微妙さなどは露ほども見られない。見栄のためにお金を湯水のように使い、レストランでみんなの食事代を払うと言い張ったり、豪勢にチップを払ったりする。自分がうまくやれることを人に見せるだけのために、他者を挑発したり慰み者にしたりするかもしれない。あるいは、自分がどれほど「現実的」で「世慣れて」いるかを他者にわからせようと、乱暴な言葉遣いをして悦に入ることもある。

・威張った態度を取るので、自信のなさが強まっていることや、人から拒絶されることを予期していることがさらけ出されてしまうことが多いが、彼らは得意になっていて、どちらかと言えば自分自身に感服している。

・タイプ8の行為には、自分がすべての中心にいることと重要であることを他者に知らしめる意図がこめられているが、それと同時に、その意図を他者が聞き取って対応しているという信号を返すことも期待する。

・特典や特権を期待するだけでなく、まわりの人たちからは尊敬と服従の信号を期待する。子供を持っていれば、家族全員が何の疑問も持たずに自分の命令に従うものであると思っている。

・自分の満足がいくように他者が応えなければ高圧的で執拗になり、自分の権力を濫用してでも自分の欲求に従わさせようとすることを恥とは思わない。

・力の行使ということに生得の感覚があり、力を振るうことをためらわない。どのような形であれ、好きなように権力を行使する「力の人間」である。

・権力とは、物事を成し遂げ、事態を方向付け、自分の理想に合うように環境を形づくる能力であって、単なる物ではないと思っている。

・権力は抽象的に享受する物ではない。保持し続けようとするなら、常に使っていなければならない。

・人との交流の中で自分が行使している力や権力の大きさに気づいていないことが多い。

・自己表現の仕方が木で鼻をくくったようなので、彼らほど自分自身に自信を持っていない人たちは、侮辱されたような印象を持つし、脅かされたと思うこともある。

・どの性格タイプの人も、他者はみな自分と似たようなものであると考える傾向があるので、通常のタイプ8も、他者は自分と同じように自己の利益を防衛できると思う。他者も自分と同じ程度に、対決と葛藤による不快さと混乱を楽しんでいると思う。

・しかし、タイプが異なれば違うのが当たり前で、すべての人がタイプ8と同じようにまわりの世界に自分の意志を及ぼせるわけではない。

・タイプ8が堕落すると、他者の感情や、肉体的、経済的、感情的なハンディキャップを考慮に入れることが少なくなる。そうなることの原因の多くは、不安が高じて、人との交流はすべてが自分の力と自立に対する潜在的な挑戦であると感じるようになっていることにある。

・攻撃は最大の防御であると信じるため、何であれ自分の立場を脅かすと感じ取れば、たちまち自分自身を主張する。彼らの態度にはある種の縄張り意識があって、ここまでは自分だけが権利を持つ財産、行為、あるいは、感情であると言い張っているみたいである。

・力は外に膨張するように使われる。隙間があると感じ取れば、それがどこであっても埋めようと力を振るい、力を及ぼす範囲を広げ続けたい欲求やどんな制限からも自由になりたい欲求によって状況を支配する。

・影響力の範囲を広げれば、自己感覚、それも特に自分自身の偉大感が大きくなる。しかも、まわりの世界に自分自身を押し広げ、印象づけることをしていないと不安を感じるので、いつもそのようにする道を探し求める。

・自分自身を大物であると考えていて、威張り散らす。すべての人や物を支配すればするほど、他者との衝突が起きやすくなるのは、まわりの人たちを支えたり力づけたりしなくなっているからである。

・事実、微妙なやり方だけでなく、あまり微妙でないやり方ででも他者を抑えつけ、統御するようになる。

・権限を委譲することはしない。誰にも自分が上位にいることを脅かすことはさせないし、誰も信頼しない。彼らは全面的な服従を要求する。

・自分の意志を行使することを楽しむようになるにつれ、同じようにしている他の誰かによって脅かされるようになる。

・栄光を求める夢が大きければ大きいほど、その夢を成就させるためには、他者との協力がそれだけ必要になる。

・そのため、自分に服従する者には何らかの後援を与えるのが特徴で、ふつうはお金か保護が与えられる。

・権力や栄光を他の誰とも分かち合いたがらなくなると、自分の命令を実行するために無意識に他者に頼るようになる。この段階は堕落の転回点である。

・他者を牛耳るために権力を行使することで、すべての人を人間扱いしなくなり、それに応じてますます攻撃的で破壊的になる。

 

段階6ー対決的な敵対者

・周りの人から苦情と抗議を受けるようになる。その苦情が自分の「保護下にある」人たち自分が養っていると思ってきた人たちから来れば、特に落ち着きを失わせることになる。

・このような状況はたちまち危機に結びつく。

・自分の状況の統御を失いつつあるという怖れ、自分が保護してきた人たちが自分の権威に挑戦しているという怖れが生まれる。少なくとも、他者は自分の後押しをしてくれていないと確信する。

・怒りが急速に表面に噴き上がる。

・人生のあらゆるものが戦闘になり、通常のタイプ8は、まわりの全員に圧力をかけて「体制を整え」、自分の課題に同調させなければならないと感じる。

・ひどい欲求不満になり、誰も信じられないと思う。頑張って物事を起こさせなければならない。

・自分自身が譲歩しようとはせずに、他者を譲歩させようとするので、すべてを対立関係に変えてしまう。

・自分にとっては客観的な重要性をほとんど持たない事柄からも、意図的に対立をつくり出す。

・自分の面目がかかっているので譲歩しない。

・仕事仲間から八百屋に至るまで、あらゆる人が敵に回る。

・人々に圧力をかけるようになり、単に相手を牛耳るだけでなく、自分の望むものを手に入れるまで、威し、威圧する。

・やりたいことをやり通せることになるのなら、喧嘩っ早く、腕力尽くの人間になる。

・決して謝ることのないごろつきとして、自分のまわりにいるように他者に命令し、自分の命令がすぐに実行されなければ怒りを激しく爆発させる。

・自分の脅威となる人物を屈服させることが気に入っていて、その人を自分の前で縮こまらせる。

・他者が必要とするものを持つことを引き受けたとき、力は最も効力を発揮する。

・自分が望むことを他者がせざるを得ないようにするために、生きるための必需品を支配しようとする。

・人が最も必要とするものの一つがお金であることはもちろんであるが、タイプ8がお金をどれくらい力として考えているかによっては、もっとお金を持つことに、ずっと高い優先度を与えるようになる。

・そういうタイプ8にとっては、お金は自分自身と人生での自分の成功を測る尺度になる。とりわけ、お金は自分で支配しているので、自己充足感を得るのに頼りにできる数少ないものの一つである。

・お金は彼らにとって安全と自立の源である。お金と権力だけが確かなもの、やりたいことをやり通させてくれる確実な手段であるように思える。

・対決を好むタイプ8は次第に自分の闘争性を自慢するようになる。彼らの自我は、自分の望むものを手に入れることに没頭しているので、彼らは誰とも妥協することができない。

・これほどがむしゃらな性格タイプは他にない。意志を試す場ですべて勝ち残ることは、それができれば自己感覚を防衛し続けることになるので、タイプ8には非常に重要なことになる。

・また、いわば鉄砲を打たないで欲しいものを自分に譲らせることは、自慢の種でもある。タイプ8は、敵対者が彼らに与える圧力以上の圧力を敵対者に加えることができるので、たいてい勝利を収める。

・確信を持って他者を威し、相手が屈するまでは決して譲らない。通常のタイプ8ほど心理戦に優れた性格タイプはないのは、これが理由である。暴力に訴えずに他者を威圧して譲歩させることに、このタイプほど優れた者はいない。

・タイプ8の要求に屈しなければ、すぐに罰を受けるだろうと人々は怖れる。タイプ8は威しを裏付ける意志と図太さを持っていると、他者が感じるのも無理はない。

・自分の目標を妨害したと信じる行動には報復する意志をはっきりと示す。健全なタイプ8が持っていたフェアプレイと正義の感覚は堕落して、「目には目を、歯には歯を」という感覚になってしまっている。

・他者と共にという状態とはかけ離れている。健全なタイプ8がまわりの人たちを擁護し力づけることで大きな満足を覚え、自分の「チーム」を激励して意気を高めさせることに喜びを覚えたのに反して、通常から不健全までのタイプ8は、ほとんど正反対の効果を及ぼす。

・自分自身の自我が脆すぎるため、栄光を他の誰とも分かつことができないし、統御されたり不意をつかれたりすることを怖れるあまり、力や自信を持った人間は誰一人身近にいさせない。

・そのため、自分に依存させ、自分の権勢と支配を強める状況に追い込んで、人生で出会う人たちの自信を次第に崩していく。自分がそういうことをしていることに気づいていることもあるが、いつも気づいているのではない。

・他者が自分自身を主張することができなかったり、自分の欲求不満や欲求すらも声に出せないところまで抑えつける。

・まわりの誰に対しても断固としているべきであると信じる。自分自身の中にある甘さ」を嫌悪し、それ以上に他者の甘さを嫌う。仕事仲間や競争相手だけでなく、配偶者や子供たちも力尽くの扱いを受ける。

・怖れを利用して人々を動機づけし、「人参と鞭」の戦略を用い、服従に対しては報酬を約束し、不服従に対しては報復で威しをかける。

・ふつうは必ず打ち負かせる相手しか威さない。行動に移る前に相手の弱点を何か見つけ、最も傷つきやすいところを攻撃する。自分自身と同等、もしくは、自分自身以上の強みを持つ相手に立ち向かうのは、自分が追い詰められたときだけである。

・好戦的なタイプ8は、敗北の危険を冒すよりも、相手を威嚇することで自分の思い通りにしようとする。万一敗北するようなことになれば、破局的なことになる。問題となっているものすべてを失うだけでなく、自己感覚、つまり、自尊心も叩きつぶされることになる。

・他者を痛めつけすぎて、自分の命令を実行させるのを当てにしていた当人を敵に回してしまい、自分自身に対する恨みを蓄積させる。

・周囲の人をすべて滅しているので、タイプ8は、彼らが自由に行動できたら何をしようとするか、心配せざるを得ない。

・人々を邪険に扱ってきたので、逆襲に備えて気を引き締めるか、他者を同じ強さで威し続けるかしなければならない。他者に対して敵対的な立場を取ってしまった以上は、決して気を緩めることはできない。

・タイプ8が相手をどう思うかによって相手に対する威圧の程度が異なる。相手が弱いと思えば、強いと思うときよりも強く押していく。しかし、もちろん、彼らも判断を誤ることがある。暴力が爆発することがある。

 

不健全なタイプ8

段階7ー無情な無頼漢

・他者が自分に背こうとしていることを正しく認めて、その人たちを見放すか、あからさまに対立するかする。

・実利主義的なタイプ8は立ち止まって、戦術を考え直すことになる。しかし、危機状況に圧倒されていたり、幼児期に並外れた虐待を受けていたような場合は、世界に一歩を踏み込んで行くことがある。

・今や、自分が生き残り、敵に勝つためには、ほとんどどんなことでもする覚悟ができている。

・状況認識は完全に妄想的であるとは言えないかもしれない。タイプ8が他者を本気で挑発したとすれば、その人たちは彼らに対抗するために一致団結しようとするであろう。

・生か死かということには間違いなく、文字通りとしてもそれに近いで勝ち残ることは大問題である。

・実利主義は、不健全な段階では無情で残酷なものになっている。「力は正義、勝てば官軍」という哲学に堕落してしまっている。

・自分の目的に適うときには力を行使する。

・幼児期での虐待や喪失、さらには近年での損失や人間関係の崩壊などを体験しているので、完全に裏切られ、拒絶されたと感じる。誰も信頼できないし、世界は残酷で無慈悲なところであると思う。

・自分自身を社会の除け者、「役立たず」であると思う。

・実際に犯罪行為を犯すことができる。他者に統御されるという怖れが非常に大きいので、自分に少しでも制限が課されれば、それはすべて公然と無視するための誘い水である。

・従うべき規則は存在しないし、自分が規則を作る立場にまだいるとすれば、まったく無制限に他者に統御を及ぼそうとする。

・完全に無情で、横暴で、暴虐である。彼らは人々を迫害し、その権利も自由も尊厳も奪い取る。

・不健全なタイプ8と親しくなることは不可能であるし、信頼することは危険である。なぜなら、好意とか協力の徴候に少しでも気づけば、それをすべて弱さの印と考えて、他者を利用していいという誘いを受けたと受け止めるからである。

・不誠実で、不道徳なので、嘘をついたり、だましたり、物を盗んだり、約束を反故にしたりしても、あまり良心の呵責を感じない。自分の欲しいものを手に入れるためには、どんな不法行為や策略でも使おうとする。

・ほんのちょっとしたきっかけででも、暴力を振るう意志とその熱意すら持っている。他者からの攻撃を少しでも感じ取れば、その人には報復の嵐が襲いかかる。

・他の性格タイプにも暴力に訴えるタイプはあるが、その場合は、自分自身を守るためには他の手段がない場合に限られるのがふつうである。しかも、他の性格タイプが暴力を振るうときは、一般に罪悪感を感じ、相手からの仕返しを怖れる。

・不健全なタイプ8ではそのようなことはなく、何の考えも罪悪感もなく、ほとんど反射的に暴力を振るう。タイプ8は自分の行動に対して罪悪感を感じる「能力を持って」はいるが、罪悪感は、自分の力を弱め、他者からの略奪行為を受けやすくするものであるとして、平然と無視する。自分が穏やかであるとか人の気持ちになれるということを受け入れることができず、自分からわざと冷酷無慈悲になる。

・これまで以上に向こう見ずに行動するようになる。力の濫用を拡大していくので、非常に不道徳になり、罪悪感を感じないですむように、ますます不道徳なことをやらなければならない。

・非常に簡単に言えば恐ろしい人物になればなるほど、ひどいことをすることによる罪悪感を感じないですむように、ますますひどいことをしなければならない。

・最も身近な人たちに最もひどい虐待を加える。罵詈雑言を浴びせ、ことによると肉体的な虐待を加えて、他者の名誉を傷つける。

・ひとたび法律、道徳、公序良俗などを平然と無視し始めると、ほとんど止めることができない。

・他者の身になることはむずかしいが、他者にとっても、不健全なタイプ8の身になってみることはむずかしいことだろう。

・その暴力の加害者が多くの場合、幼児期に暴力の犠牲者であったことを思い出せば、そのような精神状態が生まれるにはどんな体験があったのかを想像することができる。

 

段階8ー全能の誇大妄想者

・不法行為を繰り返すと、ほぼ間違いなく強力な敵をつくり出す。その最大のものは国家権力であるかもしれない。

・他者に対して暴力を使って行動したとすれば、自分に対する報復の脅威は現実に差し迫ったものになる。

・健全なタイプ8は、他者から情熱的な反応を呼び起こすことができた。同じことは不健全なタイプ8にも言えるが、その情熱はまったく異質なものである。

・自分自身を守り、攻撃で傷つかないようにする思いに取り憑かれたようになる。

・その目的で現実的な方策を採ろうとすることも多い。しかし、絶え間ない脅威と共に生きるストレスやまだ一度も負けたことがないという現実があるので、時が経つにつれて、自分は無敵であるという幻想が生まれるようになる。

・自分は傷つけられるはずはないと信じるようになり、自分自身や力の大きさについて妄想的な観念を発達させる。誇大妄想症患者になり、全能で無敵自分の絶対的な力が及ぶ範囲の中では神のような存在であると感じる。

・自分が持っている力ならどんな種類の力でも一つに結集して、他者に恐怖を与え、その人自身の安全に対する怖れを抱かせ続ける。

・情け容赦なく力を行使することで、人としての限界は自分には当てはまらないと次第に思い込む。それまでどのような制限も甘んじて受けたことはないので、神経症的なタイプ8は、他の人々には与えられていない特権が自分には天命として与えられていると信じ込むようになる。

・それまで以上に狂暴なやり方で神の如く振る舞う。

・死への性的な陶酔が現れる。死への怖れは、誰かに傷つけられるという、根元的怖れの反映であるが、自分の力が及ぶところでなら、他者を殺すことで死を平然と無視する衝動に駆られる。

・他者を処刑することがあるにしても、それは加虐的な楽しみでするのではなく、自分自身の死を避けるための魔法としてであって、自分は殺されずに人を殺すことができれば無敵なのだと考える。

・自我が非常に膨張しているために、自己はまったく現実に足をつけていない。

・自分自身が生き残る保証をするために賢明な意思決に必要な判断力は損なわれている。

・自分が無敵であるという妄想が強くなればなるほど、さらに能力以上に背伸びをし、向こう見ずになる最終的に自分自身を破壊するための種を蒔く。

 

段階9ー狂暴な破壊者

・誇大妄想のタイプ8であっても、自分に向けて結集された力に永遠に屈しないでいることができないことはわかっている。

・自分がやっつけられる前に相手をやっつけようとする。神経症的なタイプ8は、すべての性格タイプの中で最も著しく破壊的であり、反社会的である。

・ただ一つの重要事は生き残ることなので、そのためにはあらゆる人、あらゆる物を犠牲にしようとする。妻、子供、友人、仕事仲間、自分が築き上げたものすべて、達成したことすべてが犠牲にされる。

・自分の力が許す限り最大の規模で破壊する野蛮な破壊者になる。

・偉大で不滅であろうとする努力に失敗して、人から呪われ、うまくいっても悪名だけが高くなる。

・自己保存への欲求から始められたことが破壊に終わる。

・創造と破壊はタイプ8の性格の両極端である。

・創造への欲求と破壊への欲求は、同じ衝動から生じる。しかし、生への衝動が、いかなる犠牲を払っても自分自身の生命を救うことであると定義づけられることになったその時から、その衝動は堕落を始め、破壊的なものに変わる。