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役に立たないNT'sによる性格診断情報ブログ

タイプ4の9段階【解説版】

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

  • 作者: ドン・リチャードリソ,ラスハドソン,Don Richard Riso,Russ Hudson,橋村令助
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本
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 上記書籍P183~209を参照して作成しました。

 

 

健全なタイプ4

段階1ー霊感(インスピレーション)を受けた創造者

・自分の無意識からの衝動と最も接触している。

・自分の内心の声に耳を傾けることを学び取っている一方で、環境から得る感動を素直に受け入れる。

・自己意識なしに行動することができる。

・才能があり訓練を積んでいれば、自分の無意識の衝動を芸術に出来る。

・自己意識を超越してしまえば、世界に何か新しいものをもたらすことができる。

・自己意識を超越して霊感への道を開いているので、創造力を持続させることができる。

・広く様々な源泉から霊感を得て、経験を無意識を通じて解釈する。

・すべての経験を、つらい経験さえも、何か美しいものに変容させる。

・霊感を受けて創造的な仕事をすることで、他者に啓示を与える。

・創造するとき、個人的なものを、意図するものを超えて共鳴し意味を持つものとして普遍的に表現することができる。

・隠れた深淵にまで自分自身を開くことで、自分自身について何か真実なものを表現することができる。

・その創造力がどこから来たのか説明することは難しい。

・自分自身についても他者についても、彼らが知っていることの多くは霊感から来たと言って良いものであり、意識の統制を超えて来る何かである。

・霊感を受ける瞬間は、もともと感情が働く時ではないが、その瞬間に行動することで、自分が世の中に生み出すものの中に自分自身を創造し、自分自身を発見する。

・彼らの自己主体性に関わる問題が解決され始める。

・自分は何者であるかを「教えられる」のは、両親によってではなく、自分が創造性の中に発見するものによってである。

・毎日を、瞬間瞬間を、人生の豊かさの中に生きる。

・人生を深いところで受け入れる。

・本当の自己とも世界とも真実とも結びつく。

・どんな種類の体験でも制限することを止め、人生に「イエス」という。

・人生の可能性にさらに自分を開くにつれて、どの瞬間にも自分自身を新鮮に体験するようになる。

・本当の自己主体性が次第に、そして限りなく現れて来る。

・常に自己を取り戻すことができるということは、最も高度な創造性の発揮であり、ある種の「精神形成」であり、高度の統合状態を必要とする。

・これが、他の性格タイプが学ぶことのできる状態であり、タイプ4が常に切望する状態である。

 

段階2ー自己認識を持った直観力の人

・創造性を持続させるのに必要な自己への無意識を失う。

・霊感を受けた創造性は、自己意識を超越し続けることによって、行為そのものの中においてのみ維持され得る。

・自らの絶え間なく変化する感情や印象の中には、自分自身を見つけることができないのではないかと怖れるようになる。

・自分の主体意識を突き止めることができないので内省を始め、自由な体験に身を任せようとしなくなる。

・何か特別な主体意識を掴もうとし出すや否や、自分自身を意識して、霊感の湧き出る自然なままの性質を失ってしまう。

・自分を意識し、内省的になる。

・基本的な動機づけの一つは、自分が何者なのかを理解することである。

・主体意識の根本を確立するために、他者にではなく、自分の内面の感情と感情面の反応に目を向ける。そうすることで直観という賜物と豊かな内面生活を手に入れるが、同時に問題も引き起こす。

・感情の世界から確たる主体意識を生み出そうと努力することによって、タイプ4は、自分が求めているものは決して見つけられないであろう道に足を踏み入れてしまった。

・自分の感情と一体化すればするほど、その主体意識に困惑させられるようになる。

・自分の感情の状態をかなり客観的に見る目と感情面での平静さをまだかなりの程度残している。

・彼らは自らの感情を「持つ」こと(段階1)を止めて、感情「そのものであろう」とする(段階2)ようになってしまった。

・自分の感情を意識することで、自分の環境から自動的に距離を置くという問題を生み出す。

・自分自身をよりはっきりと理解する枠組みとして、自分自身と他のすべてとの間に感じる距離感を利用するようになるが、それはまた、自己主張をしたり、実際的な行動を持続させることをむずかしくもさせる。

・不安な現実を嫌でも認めなければならない。それは、彼らの意識が働いて、他者の感情にも自分自身の意識下の衝動にも、共に敏感にさせるからである。

・自分の感情が苦痛に満ち、また、平静を乱すものであったとしても、その感情が自分に教えているものを怖れることはない。

・直観力があるので、自分自身にだけでなく、他者に対しても感受性が豊かである。

・その直観力で、他者が世界をどのように考え、感じ、見ているかを理解する。

・直観とは、無意識を経由して現実を読み取る手段である。

・自己認識は、直観の心理的な基礎である。タイプ4は、自分自身、世界、そして他者を、無意識を経由して意識する。

・自分の体験がどのように自分に感動を与えるのかを知ることによって、自分自身の存在の広がりを知りたいと望む。

・意識の最も豊かな部分が自分の統御の外にあるため、自分自身を完全に統御していないことに気づく。

・直観は、不安定であって、確認したり解明することがむずかしい感情に気づかせることもある。

・直観は理性的に表現することもむずかしい。直観は非理性的なものであり、無意識の世界にその根を持っているからである。

・善しにつけ悪しきにつけ、彼らはその直観で、自分自身と世界をあるいは肯定し、あるいは否定する感情が無限に流れることに気づく。

・自分の直観を見定め、理解するには、時間がかかり、しかも、直観が彼らに語っていることを受け入れるには勇気を必要とする。

 

段階3ー自分をそのまま見せている人

・直観が自分自身について語っていることを知ることができるのであるから、自分の感じたままを表現する必要があると考える。

・すべての性格タイプの中で最も個人的な人であり、他者の前に自分自身の姿を見せるとき、そこには率直さと信憑性がある。

・疑いや弱さは隠しながらも仮面をつけることはせず、自らの感情や衝動がどんなに見苦しくへつらわないものであろうとも、自分自身を欺くことはない。

・自分の欠点や理性のなさを進んで他者の前に表す。こうしたことは、自分の人としての真実を反映していると感じるからである。

・自分自身を他者に伝えるとき、良い面と同時に悪い面も、確信と同時に疑惑も、すべて含めて自分自身の全体を伝えるのでなければ、不誠実だと考える。

・自己実現ということよりも伝統やしきたりを重んじる人たちから、とがめを受ける危険を冒してでも、個人として自分に忠実であろうとする。

・模範となる人間性、誰もがその人はその人個人であることで価値があるという教訓を社会にもたらす。

・他者も自分自身に忠実であって欲しいと思う。

・他者の個性を尊重し、その感情に敏感で、他者のプライバシーや必要を思いやる。

・他者を統御しようとすることなく、他者が独自の道を見つけることを喜んで許す。

・良き両親、友人、聞き手、心理療法士となる。

・他者を単純に「他の人」として見ていて、自分自身の役に立てるとか、自分の満足のために使う対象として見ることはない。

・他者の苦しみや感情に心を動かされることは気にならないし、他者が「自分をさらけ出す」ことで簡単に動揺させられることもない。

・自分自身の情動の領域を探検することに完全に没頭してきたので、励ましと思いやりを持って他者に耳を傾けることができる。

・殆どあらゆる意識の状態を受け入れることができ、他者を助けて、つらい真実に取り組むように助けることができる。

・他者は、彼らの中に静かな情動の強さを見て取るので、安全で落ち着いていられると感じる。

・現実に根を下ろし、他者と交流することに関心を抱いているので、その観察力は実に鋭く、それを表現豊かに表す。

・創造的才能に恵まれていれば、その作品は深い感動を与える。

・自分自身の意識下に深く潜り込み、そこで見つけた真実と取り組んでから、芸術作品に反映させる。他者がその作品を見れば、自分自身では明確に表現できなかった感情や印象を認識することができる。

・個としての自分自身を非常に鋭く意識する。

・あらゆるものとの違いに対して鋭い感覚を持つ。

・彼らは孤独ではないが、人生で孤立していて、自分独りという意識の持ち主であることを理解する。単なる自分主義者ではなく、個人としての存在を意識している実存主義者である。

・すべてにおいて真面目ということではない。

・優れたユーモアの感覚を持つ。人間の行為には痛烈な不条理が多々存在することを彼らは知っている。

・人間性に一種の二重像を見る。彼らは人間、特に自分自身の中に、悪魔と天使、いやしさと気高さを見ることができる。

・人間の条件が持つ不調和を見れば、面白がって首を振る。しかも、自分自身の内部以上に、人間が持つ不調和を見つけられる所は他にない。

 

通常のタイプ4

段階4ー創造力豊かな審美家

・感情、印象、霊感の流れを保つことができないのではないかと怖れる。これらはどれも主体意識の基盤である。

・自分の創造力、そしてより深いところでは自己感覚そのものは、感情、印象、霊感などをより強く、よりしっかりと感じない限り、持続しないと信じている。

・自分の感情をかき立て、本当の自分を表現していると自分が感じる気分を持続させるために、想像力を使うようになる。

・豊かな幻想の世界に入り、まだ比較的他に害を及ぼさずいにるものの、世の中との交流から離れて身を引くという明らかな変化が起きる。

・自己陶酔という隠れた泥沼にさらに深く落ち込む。

・まだ創造的であり続けたいが、その創造力はいくらか自意識過剰になっていて、普遍性はかなり失われる。

・通常のタイプ4は自分で芸術的であると思っている。

・自己表現のためにさまざまな手段を取ろうとするが、それらは自然内発的ではなく、首尾一貫していない。作品は単発的なものになる。

・創造力は、想像の領域でしか生まれなくなる。

・感情面で健全でいるためには、自分の感情を表に出すことが不可欠であることには変わりなく、芸術活動はどれも、特に高く評価される。芸術と美は、世界に自己を表現する手段になるからである。

・芸術家を職業としていれば、どんな表現手段が自分の才能に最も適しているかわかっている。自分自身を適切に表現できるように、技能を習得している。

・芸術作品を生み出す能力を持たなければ、家の中を趣味良く飾ったり、絵画を収集したり、身なりを良くしたりして、自分の環境をより美しくしようとする。

・美的な存在物は感情を刺激し、自己感覚を強めてくれるので、人間の中にであれ事物の中にであれ、美に強く引きつけられる。

・美的な存在物は、自分自身の中に見つけたいと思っている完全性と総合性を象徴する。

・自己の中に何かが欠けていると感じてきたので、彼らは自分の感情に加える美の衝撃を強めて、その内面の欠落を埋めようとする。

・夢追い人であり、美を理想化する。

・美しい環境があれば、ある種の感情や気分を保ち続けて、自己感覚を強めることができる。

・特別な存在物すべてが、保ち続けたい気分を支えるものとなる。

・思いつきで選んだものはほとんどない。すべてのものがタイプ4の感情を支え、「これが私です」と世の中に静かに公告するように設計される。

・想像力によって感情を強めているので、空想の中に世界を再生していくにつれ、その視点はますます現実から逸れていく。

・灼熱の恋、叙情的なあこがれ、嵐のような感動に押し流されたいと願う。そうした感情を高めることで自己感覚を生き生きとさせておく。

・その夢のような想像は自然、神、自己、理想化した他者、あるいはそれらの組み合わさったものから離れることはなく、前兆と意味を探し求め、死とあらゆるものの消滅に魅了される。

・しかし、通常のタイプ4はこういったものをあまりにもしばしば利用するため、彼らの想像力は強力で魅惑的になり、慰めと満足を無限に供給する源になる。

・自分の感情と美の感覚を刺激してくれる人々に強く引きつけられる。しかし、その関わりは想像の中でのことになっていて、まるで、他者は、固有の権利を持つ人間というよりも、芸術作品として鑑賞される美的対象物のようである。

・他者にすぐに夢中になり、恋人や友人と想像の中で長い会話を交わす。一連の情景が、想像の中で演じられる。

・この段階から下では、タイプ4は、自分をありのままに「認めて」くれると思う人と、深く親密な関係を持ちたいと切望する。誰かに自分を見ていてもらいたいし、両親からはしてもらえなかったと感じるやり方で自分の主体意識を確認したい。

・いつも愛を求めて目を配る。出会いに特別な意味を期待したり、あるいは、その人が自分を認め受け入れてくれる特別な人かどうかを知ろうとする。

・自分自身を個人主義者と考えるのが好きであるが、実際には、自分の感情と美の感覚を引きつけた人なら誰とでも人間関係を結ぶことを、いつも期待している。

・不幸なことに、彼らの人間関係は、その大部分が想像の中でだけ成立していて、彼らの注目にも熱意のほどにも気づく人はいない。

・想像力を用いることで、人との関わりについての感情面での刺激を強め、それをきわめて感動的なものにする一方で、自己を露出し、拒否されるという問題を免れる。

・他者に対するこうした接し方には、当然、多くの問題が伴う

・想像力に富むことは悪いことではないが、空想の中で感動を高めたいという願望がいったん根づいてしまうと、物事の平衡が崩れ始める。

・健全なタイプ4の直観は、果てしない想像の利用になってしまい、空想の中で、実際にはすることはない体験をさせてもらおうとする。

 

段階5ー自己陶酔の夢追い人

・自分の気分や、自分自身や他者について夢のような空想を深めることに打ち込むようになるにつれて、世の中との交流、特に人との付き合いが多すぎて、自分がつくり上げようとしている儚い自己像が壊されてしまうと信じるようになる。

・他者が自分を恥じ入らせたり、自分が想像の中でつくり上げている自分自身のイメージとは違っている点をすべて指摘するのを怖れて、自分自身に近づくのを規制する。

・たとえば、自分では偉大な芸術家であると思っていても、実際には芸術創造にあまり時間を使わなかったり、自分が創作しているものの質に疑問を持つかもしれない。

・想像の中ではどんなことでも可能であるし、自己像を支えてくれる人々や状況にだけ、取り囲まれていたい。

・遠慮がちで、内気で、極端に個人の殻に閉じこもる物思わしげな局外者で、痛いほど自意識過剰である。実際の自分はこうなのだと自分が信じている自分を他者に知らせたい。

・しかし、恥ずかしい思いをさせられたり、笑われるのではないかと怖れてもいる。これはまったく筋違いの怖れであるとも言えない。なぜなら、タイプ4は、自分自身とはほとんど繋がりのない仮面を発達させているにちがいないからである。

・自分自身を受け入れなくなっているが、タイプ3のように理想とする自己像を他者に印象づけようとはしない。

・自己不信があるので、信頼の置ける数少ない近しい友人の他はみんなから、理想化された自己本当の考えや感情もそのほとんどすべてを含めてを隠してしまう。

・他者は自分の感情が微妙であることを正しく判断する力を持っていないと見なすことで、タイプ4はその行為を正当化する。

・自分自身について何かを伝える立場になれば感情面で問題を生むことになるのが嫌で、大勢の人との接触を避けるようになる。その代わりに、気心のわかったと考えている数少ない人たちを探し、自分の感情を分かち合えない人は締め出す。

・自分をわかってくれると感じる人を見つけたときは、長々と話に引き込んで心の内を打ち明け、夜中になっても話し続けたりする。やっと独りではなくなった世界を共有する人に出会ったのである。

・このような出会いによって熱意や興奮を覚えるということは、理解され救い出されたいとどれほど深く彼らが望んでいるかを示している。

・人生の中で自分の孤独を癒してくれる相手を持ちたいし、特にそれは密かに探し求めていた良き両親であって欲しい。

・自分の感情の起伏や欲しがり屋の度合いを他者がどれだけ我慢してくれるか、自分が他者にとってどれだけの意味があるのか、値踏みするようになる。

・人を手こずらせ、時々は「その気がない」振りをすることもあるが、それは相手を完全に追いやってしまうところまではいかないし、自分でもそれを望んではいない。

・儚い自己像を支えてくれる人々だけを自分のまわりにいさせようとする。他者は自分の感情が繊細であることを尊重すべきだと力説し、移り気で、激しやすい感情に浸って、他者が「用心深く行動する」ように仕向ける。相手がそうしてくれれば、自分は脆い心の平静さを乱されないですむ。

・感情面での混乱を体験し、自らの主体意識に疑問を抱いているのは確かなことであるが、一方では自分の傷つきやすさを利用して他者の注目を引き、他者を統御する。

・自分の些細な落ち度や言動のクセを他者に我慢して欲しい一方で、他者の習慣を我慢することは中々できないのが普通である。

・通常のタイプ4と一緒に長い時間を過ごそうとする人がほとんどいないのは、彼らと人間関係を結んでも、彼らの感情と問題について長々と話し合うことにしかならないからである。

・健全なタイプ4ならば、他者に気を配り、世の中にも好奇心を抱いているので仲間に刺激を与えるが、通常のタイプ4は、自分の感情と主体意識の探求に直接影響しないことにはまったく関心を示さない。自分が深く考えていたものに直接関係するのでない限り、他者の体験など知りたくもない。

・自己不信と、自分にとって本物と感じられる自己像を求めても満たされないことから、くたくたになっている。他者の問題に対処する力とエネルギーを感情面で持っていないと感じる。

・まだ、空想上の理想の自己と人生の現実との間にある矛盾を認識するだけの自己意識は残っている。ただ、それはさらなる混乱を付け加え、もっと自信をなくさせる。

・人に会ったり、世間話をしたり、誰かと一緒に仕事をすることはむずかしい。

・社交能力に欠け、人のまわりにいると大体は気詰まりであると感じる。その理由は、自分は人が好きでないから。しかし、実際はまったくの反対で、親密で深い人間関係を強く求めるというのではなく、自己意識が強すぎて人としてうまく機能できないことにある。

・社会に要求されることや他者の必要は重荷となる。

・面倒を忍んで人に会うことはしない。むしろ、他者が自分を見つけ出して欲しいと密かに願う。

・他者は、彼らは謎めいているとか、多分深遠な人なのだと思うかもしれないが、感情の傷つきやすさが高じてきているのを、奇妙な神秘さを防護幕にして隠そうとしているだけである。

・抱える問題の多くは、あらゆることを個人的なものとして受け取ることによって生じる。

・体験が意味を持つためには、その体験を内面化自分の感情を感じ取ることをしなければならない。あらゆることを内面化することで、傷つきやすく、自意識過剰でいらいらし、過度に敏感になる。

・誰かが彼らをからかったり、彼らの防衛をつついたりすれば、ひどく傷つけられたと感じ、どう対応すればいいのかわからない。

・自分の体験をすべて内面化するため、あらゆるものが互いに結びついているように思える。

・新しい体験のすべてが彼らを感動させ、関連する意味を拾い上げて、しまいにはすべてが負荷のかかりすぎになり、自分だけの連想でいっぱいになる。

・健全であれば、内面化され増幅された体験は霊感として役立てられるので、結びついた感情の豊かさは彼らの創造力をさらに高める。しかし、自己陶酔が高じれば、通常のタイプ4は自分自身の情動との接触を失う。

・混乱し、不安定で、自分自身の内部にある不変のものからはすべて切り離されたと感じる。

・絶えることのない自己陶酔に陥れば、自己陶酔は自分の感情を整理することには役立たず、ますます無力であると感じる。

・非常に傷つきやすく、心が動揺していると感じるので、環境と接触を保つ能力や自分自身を適切に防衛する能力を疑うようになる。

・他者を羨み、密かに腹を立てるようになる。

・自尊心と他者への敵対感情に関する問題と同じように、自己不信が彼らを襲う。

・健全なタイプ4は独りでいてもすっかり気楽でいられるのに、通常のタイプ4は孤独に感じる。

・本当に好かれることは滅多にないとは感じる。

・人間関係で何か問題が起きれば、いつも決まって他者からの拒絶、自分自身についての最悪の怖れを確かめることに終わると感じる。

・自分を取り巻く社会状況に対する彼らの評価は、正確なときも不正確なときもあるが、それを確かめようとしない。

・今の生き方の問題を解決するために引きこもるようになる。

・内面に何か異常があれば、それを治してしてからでなければ、注意を他に向けることはできない。

・自分自身についてくよくよ考え込む。

・現実にも想像上でも軽視されると感情がすぐに傷つくので、全てにおいて非常に気まぐれになる。

・何かをする前に自分がどう感じるのかを知ろうとして、必ず自分の感情を内省する。

・気分が向くまでは、日常生活に必要な義務をはねつける。しかし、いつその気分になるか決してわからない。何もしないままでいる。

・大体において不愉快な気分でいる。

・自分自身の短所をくよくよ考えるか、自分の自己像が、人生で出会う無礼な人から軽視されて、怒りに煮えたぎる思いでいるかする。

・様々な空想をして、何時間も、ときには何日間も過ごすことがある。無為に日を過ごし、自分から建設的な行動を取らなくなる。

 

段階6ー放縦な「特例」

・自己陶酔している時間が長ければ長いほど、実際面でも感情面でも、意図しない問題を多く自分自身でつくり出す。

・社会的技能も職業的技能も発達させておらず、自尊心は自分の行動を絶えず再吟味することで傷ついている。

・傷つきやすいと感じ、自分自身に確信が持てない。

・人から引きこもって自分自身の私的な空想を追い求めることで、他者とは異なってしまった。

・他者とは異なるがゆえに、自分はふつうではない方法で満たされなければならないと感じる。

・自分の欲求を満足させることで自分に欠けていると信じるものを埋め合わせたい。

・自分は規則に対しては例外であり、期待からは免れていて、まったく自由に「自分自身でいる」と感じる。

・自制を欠き、感情面でも物質面でも、手に入る快楽なら何にでも耽溺する。

・特別で首尾一貫した自己像をつくり出そうと努力してきたが、段階6では、それは非常に限られていている。

・正常な人間生活を構成していて、普通に経験する日常の体験を撥ね付ける。

・定職には就きたくないし、それを探すのも嫌である。社会活動や地域社会の問題に関わりたくもない。

・一般大衆に対して軽蔑を感じることで、自分の主体意識に確信のないことへの防衛にする。そのような誰ともわからないような集団の一員になるようなことは自分自身に許せない。

・美意識の感覚を武器にして、タイプ4が大切に思っているものを大切にしない人たちを愚弄し、はねつける。

・一般大衆の生活を軽蔑する一方で、嫉妬と憤薄でいっぱいにもなっている。

・他者の哀れな人生には関わりたくないと自分に言い聞かせているが、自己認識の深いところでは、自分の人生が哀れであることに気がついている。

・他者が「平凡な」仕事に就き、結婚や友情に単純に幸せを感じているのを見て、自分自身の不幸せの深さに気づく。

・他者は浅薄で、本当の深さに欠けていると思っている。自分は本当の深さを備えていると信じている。

・自分の「深さ」は見せかけであって幻想でしかないこと、そして、その自惚れが意味のある本当の人生を犠牲にさせていることを知ることができれば、感情の泥沼から抜け出す道を見つけ出せるかもしれない。しかし多くのタイプ4が世の中に背を向けて、自分には欠けていたと信じているものすべてを手に入れようと自分自身を助ける努力をする。

・自制や自己意識をかわいいとか、少なくとも魅力的であると思ってくれた人たちから、興味とある程度の共感さえ引きつけたことがかつてはあったかもしれない。内気さや傷つきやすさに心を動かされた人もいたかもしれない。しかし、今や片意地なまでに自分の意志を押し通すので、他者の反感を買う。

・社会的責任感をまったく持たない。どんなことも当てにできない。あらゆる義務に抵抗して、出来事にでも人にでも何かを強制されれば、こらえ性をなくす。

・物事を自分の好きなときに好きなようにやるか、まったくやらないか、自分で決める自由を持ち続けることに、特別な誇りを持つ。

・自分は人とは違うと感じるため、自分は特別で、みんなのような生き方をする必要はなく、社会生活の通常の慣習に従う義務はないと感じる。

・情動が必要としているのであるから、何もかも許されると彼らは感じる。

・自分の時間は自分だけのものであり、それを侵すものがあれば、そのすべてに腹を立てる。

・何か別のことをする方が気分が良くなれると考えれば、職に就くことから、健全な自己規律に服して他者と協力することまで、あらゆることに抵抗する。

・その放縦さで元気づけられることはなく、むしろそれによってもっと無力になる。

・他者の助けに頼って自分の自由な生き方を続けることが多いので、どこまで好きなことをしているか、その全体を誰にも知られたくないし、そのことで非難されたくもない。

・好きなことをする自由を主張することで、気取り屋で、非実際的な人間になり、現実に対して不毛な軽蔑を表す。

・きざな態度とわざとらしさが真の自己表現に取って代わり、芝居がかった性質を与えることもある。

・どんなものにも真剣に取り組まないのがふつうで、性的衝動や無気力で疲れ果てた空想に陥る。

・華麗な詩、胸を引き裂くような音楽、不吉な死の小説が想像から溢れ出るが、それを決して書き留めようとはしない。

・まだ充分に自己意識があって、人生の多くの大事な局面、特に人間関係に失敗していることを知っている。

・彼らは自分自身をかわいそうだと思う。

・自己憐憫は魅力のない特性の一つであるが、自分の望みは何でも正当化させてくれるので、その感情に浸って動かない。

・人生は彼らに何かを負っていると感じさせる。自分自身を変えようとしたり、自分自身に否と言おうとしなくても、彼らは自分が悲劇的な存在であることを満喫することができる。

・彼らの快楽はいつも想像上のもので現実的ではないため、決して満足させてはくれない。

・想像は自分の感情を異常に興奮状態に保ってくれるので、想像に耽ることで、自己感覚は生き生きとあり続ける。

・成し遂げたことの不充分さを埋め合わせるために、官能に耽ることが多いが、それによってますます大きくなる不幸せに敏感すぎる自己を鈍らせることができる。

・性的に放埒になり、性そのものが目的の性行動に走って、解放を感じ、人との接触に時を過ごし、刺激を求めるかもしれない。

・あるいは、性的な空想に我を忘れ、好色な白日夢に没頭して、何についても現実の努力をしなくなることもある。

・しばしば自漢行為をするが、それは、実質上、自己の姿を映す内向的な生き方の象徴である。

・想像の中で惚れ込んだ人たちの虜になるが、それは苦痛と喜び、欲望と落胆、激しさと空しさの感情を限りなく与える源泉となる。

・あるいは、過度に眠ったり、食べ物や薬物やアルコールを濫用することもある。

・少なくとも他者の評価では、退廃的である。当然、自分ではそうは見ていない。たくさんの奪われたものを埋め合わせているだけである。

・現実との接触を自ら断ってしまっているので、奪われていることを認めることができない。

・もう自己の探求を放棄してしまっており、その代わりとして、それまでにも増してぼんやりしていく主体意識を見つけることに自己満足してしまっている。

 

不健全なタイプ4

段階7ー疎外された鬱状態の人

・自分は特別扱いされて、自己満足の世界で自由に生きることができると考える。

・自己実現の希望を達成する可能性を失うのではないかと怖れる。

・自己実現が出来ないと感じさせるようなことが起きれば、突然自分自身から切り離されたと感じる。

・自分がやったこと、あるいは、やり損ねたことが、自分に跳ね返ってくる。

・全てにおいて他者に後れをとってしまったことに気づいて、恥ずかしいと強く感じる。

・他の誰もが幸福で、教養があり、多くの面で成功しているように見える。

・自己陶酔に引きこもってしまったので、自分自身を発見する道がわからなかったことに気づく。

・人生を浪費していて、しかも自分でそれを知っている。

・恐ろしいほどに当惑し、自己不信で苦しんでいると感じる。

・自分が落伍者のように感じる。価値あることを何一つ成し遂げなかったし、これからも成し遂げることはないのではないかと怖れる。
・自分自身への望みや期待を持つことでこれ以上傷つきたくないため、どんな種類のものであれ、意味ある願望を持つことを無意識のうちに抑える。

・無感動になり、自分自身からも他者からも引き離され、感情は麻痺状態に陥り、人としてほとんど機能できなくなる。

・努力することは非常にむずかしい。職探しをしたり、心理療法士を見つけることなどは論外である。

・一日中寝ていたいと感じる。

・何かに夢中になることがもうできない。

・自分自身に腹を立てていると、事態を一層悪くするといけないので、怒りを表に出すことを怖れる。

・誰もが自分を見捨てたと感じる。

・他の誰の問題よりも自分の問題が、もっと悪いと思う。

・他者の苦しみが、ときには自分以上であると分かるのは、屈辱的な衝撃である。

・自分の怒りと深い苦悩は、そのまま体験するには大きすぎると感じるので、それを抑え込むのに残ったエネルギーを全部使う。

・まだ自己意識があり、自分が意気消沈していて、さらに意気消沈していくことを知っている。

 

段階8ー感情で苦しんでいる人

・意気消沈し、自分自身からも他者からも引き離される。

・抑鬱状態になる。

・自分自身に対する失望は、強い自己憎悪にまで深まる。

・自分自身をすっかり萎縮させるほどに自己卑下が強い。自分にある最悪の部分だけしか見ない。

・あらゆることで自分自身を激しく非難する。妄想じみた否定的な考えをもつ。

・病的な空想が強迫観念となる。彼らは、周囲の人間と、自分が自分自身にしたことのせいで果てしなく苦しむ、と信じ込む。

・自分を哀れであると感じ、すべての人から拒絶されて当然であると感じる。

・自分が存在していること自体にも罪悪感を感じる。

・自信は完全に欠けており、少しでも自信を持てると希望できる理由はまったくない。

・ひどく動揺しており、強い自己非難と絶望感がある。

・さまざまなやり方で自分自身に破壊行為を加える。

・残った友人や味方に筋の通らない非難を浴びせる。

・誰かが自分の苦境を見て助けてくれるのではないか、という望みを依然として持っているが、その希望は次第に遠のいていって、結局は新しい苦行の源になる。

・薬物やアルコールの濫用が絡めば、急速に量が増える。

・自身と同様にその空想も病的で、死に取り憑かれたようになる。

・あらゆるものが苦悩の源になる。

・人生全体が自分を人生から切り離した後の、耐えがたい名残になる。

・ある程度は、自分に苦悩をもたらした責任は自分自身にもあり、自分でもそれを知っている。これが、彼らの自己叱責が酷くこたえる理由である。

 

段階9ー自滅の人

・状況が好転しなければ、絶望感は非常に深くなる。

・薬物やアルコール、その他の手段によって、自分自身を殺そうとする。

・自己憎悪のために人生そのものから切り離されていると感じるのを、他の性格タイプが理解するのは難しい。

・世の中のあらゆるものが叱責になる。

・助けを誘い出す手段として自殺を試みることがあるが、自分はまったく絶望しているからこそ、自殺をするのだと信じる。

・自分の人生で進行している問題を最終的に解決する方法として、自殺を選択する。

・自殺は、激しい精神的苦痛から逃れる手段であるだけでなく、人々に対する非難でもある。

・タイプ4の考え方からすれば、他者に愛と理解が欠けていたから、自殺しなければならなかったのである。

・自殺は引きこもりの究極の行為であり、他者に苦痛を与える攻撃的行為である。このやり方なら、攻撃的にならず、罪を犯さず、責任を取る必要もない。

・タイプ4は自分自身を破壊することの方がずっと多いが、心の痛みが耐えがたいと、自分の人生を破滅させたことに責任があると感じている人を殺すこともできる。

・自殺にはまた、絶望しているタイプ4がまだ自分が支配できると感じる、人生でたった一つのものである。

・自殺について思いをめぐらすことで、自分がまだ何かの支配者であると感じる。もし望めば、自分自身に結末をつけることができるという、それだけの考えが慰めの源である。

・自殺について考えれば考えるほど、問題解決の手段として死ということに夢中になる。

・すでに想像の世界で何度も自殺の練習をしているので、人に知らせることもなく自殺する。