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タイプ3の親への定位【解説版】

親とのつながり

養育者像(主に母)と結びついたタイプ

 

幼少期

養育者像は、発達の初期段階でタイプ3の子供を鏡のように映し、子供の世話をし、愛情と個人としての価値感覚を与えた。幼いタイプ3は、他者が示す感情の状態に敏感に順応したり反応したりして、養育者像が示す反応や半ば無意識の期待に合わせることを学んだ。養育者像は子供の面倒を見、鏡の役を果たした人物である。

 

タイプ3は養育者像の欲求と希望に合わせることを学んだ。養育者像の期待は、はっきりと表される必要はない。直観的に幼いタイプ3は、どういうことが養育者を喜ばせるか、どんな行為が自分を受け入れる表情や微笑みを生み出すか、を学び取る。こういったことはすべてまったく自然なことである。

 

養育者像が健全だった場合

タイプ3の子供が持つ本来の資質を、養育者像は鏡として映し返す。その子供は健全な自尊心を備え、調和の取れた人間として大人になる。

養育者像が通常だった場合

養育者像が自分自身で自愛的な必要を未解決のまま抱えていれば、その度合いに応じてタイプ3は適応の度合いをもっと高めなければならない。問題を抱えた養育者像を喜ばせるためには、幼いタイプ3は好意的に見られる「であろう」人物になることに専念しなければならない。

養育者像が不健全だった場合

養育者像がもっと病的で欲しがり屋であれば、タイプ3は自分自身の感情と必要をほとんど完全に切り離さなければならないだろう。養育者像の期待が非常に非現実的なので、タイプ3の子供は失敗する運命にある。子供にできることが少しでもあるとすれば、養育者像に自分を好意的に見させるようにするか、自分が存在していることを確認させることである。その結果、自愛的という深い傷を持ち、自分自身の心を捨てるように強いられたために深い敵意を宿した、自暴自棄な人間ができあがる。

 

幼児期のパターンの持続

成人しても、タイプ3は幼児期に習い覚えたこのパターンを演じ続ける。タイプ3は、自分を称えてくれる人物で、自分が賞讃し尊敬する人物を探し出す。タイプ3は誰彼の見境なく自分を好きにさせるようにすることには関心がない。それよりも、タイプ3は自身が役に立ち成功した人物であると見なす特定の何人かに焦点を合わせる。こういう動機づけがあるので、タイプ3は、自分に値打ちがあるように他者に思わせることができるように、さまざまなことをするが、同時に、拒絶される怖れにきわめて負けやすい状態にタイプ3を追い込む。彼らは、とにかく拒絶されないように、「敗残者」と見られないように根気強く努める。

 

養育者像から賞讃の眼で見つめてもらえば、タイプ3は愛されていて役に立つ存在であると感じられたし、いつも他者の目の中にどんなものであれ賞讃の表情を探し出そうとしている。賞讃を得られれば、生きていて、値打ちがあると感じられる少なくとも暫くは。それが得られなければ、「今あるがままの自分」では価値がないという隠れた感情が表面に出て来る。

 

通常のタイプ3の人間関係

通常のタイプ3は、幼児のときに、自分自身が評価されるのではなく、自分があげた成果の質で評価されることに気づいていた。成人すると、これは非常に効率的な仕事のやり方として現れるが、親密さを強く怖れることにも繋がる。タイプ3は自分から人間関係をつくっていくが、相手が自分を充分に知る前に関係を断ったり、最も近くにいたいと思っている相手とは違う別の人との関係を結んだりする。タイプ3はそうやって自分の脆い自己像を守るが、それによって自分の幸せと他者との結びつきは犠牲になる。タイプ3は、他者は自分のイメージと成功があるからこそ愛してくれるが、もし本当に自分を知るようになれば、イメージの下に隠れた人間がわかり、拒絶されることになると信じている。

 

自己を巡る問題

幼児期に養育者像とむずかしい関係にあったために、通常のタイプ3は、他者はありのままの自分を愛することができるという考え方を受け入れることができない。自分を拒絶した最も大切な人物は自分自身であるということに、タイプ3が気づくことは滅多にない。自分で成果をあげることをあきらめたり、内面にある傷つきやすい自己を敢えて表に曝すことは、タイプ3にとっては大きな危険を冒すことであると感じる。タイプ3は、本当の自己は昔(養育者像によって)拒絶されてしまっていて、もう一度そういうことが起きることを内心で怖れていると感じる。また、本当の自己は好ましくないもので、自分の達成したことだけに値打ちがあると確信している。

 

成果への執着

成果をあげることを諦めることは考えられない。自分自身が成功しているのか、ということが自分ではわからないし、他の誰とも関わることもできない。ましてや、他の人からの愛を感じることなど、あるはずもない。評判の良かったイメージが突然驚くほど悲劇的に否定された人たちは、自分自身について良しと感じさせてくれると自分が信じたことを達成しようと必死に働いたのに、自分の感情が分からず、それまで以上に苦しみに満ちていることを悟るだけでしかなかった。

 

個人的な考察&感想

ゴーストイレイザー考察 ENFP3w2 段階9について - NT’sのblog

まだ「親への定位」を我々が知らない時の考察だが、やっぱ養育者像に問題があったのか。非常に根拠に乏しいが、ナランホ版も合わせて考えると、養育者像は不健全なタイプ4だったんだろうか。今読み返すと、知識量の無さが気になるな。

 

文章の構成を見ていくとタイプ6の親への定位とよく似ている。人生の人格形成期に定位の対象であった人物の健全度が、タイプ3、6の子供のその後を左右する。この手の対人パターンを根本的に改善するとなると、専門家の出番だろうか。最も、専門家の元へ「行く」というよりは「搬送」されるのだろうが。

 

普段からちょくちょく気になるんだが、タイプ3は成果を上げることに秀でたタイプだが、ガチ無能の場合はどうなるんだろうか。タイプが個人の能力の高低を感知しない以上、理論上存在する事になる。

 

エニアグラムの相性を扱った書籍で言及されていたが、タイプ5はタイプ3の付け焼き刃マインドをあまり快く思わない傾向があるようだ。これが普遍的な真実かはともかく、実際好ましくは思わんな。特に人命にダイレクトに関わる分野の場合。

 

3w2のショタは可愛いぞ

 

参考書籍

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

  • 作者: ドン・リチャードリソ,ラスハドソン,Don Richard Riso,Russ Hudson,橋村令助
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本
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 上記書籍P127~130を参照して作成しました。