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④社会・感情・性格 風景構成法

風景構成法とは?

箱庭療法から影響を受け、中井久夫によって考案された。実施者の教示の順にクライエントが風景を描いていく。

 

手順

まずA4サイズの画用紙の四方に一本線で枠取りをする。その後、これから言うアイテムを順に描いて、風景を描いて欲しい旨の教示を行う。フェルトペンなど、一度描くと取り消せない物を使用する。

 

大景郡:『①川』『②山』『③田んぼ』『④道』

中景郡:『⑤家』『⑥木』『⑦人』

近景郡:『⑧花』『⑨動物』『⑩石』

⑪描き足したい物があれば自由に描き足す。

 

順番は変更不可。⑪まで終了した後、クレヨンや色鉛筆で色をつけてもらう。教示の順番はあえて構成しにくい順番になっている。描き直しが不可能な状況での対処法で個性が現れる。中景郡はHTPテストと同じ順である。

 

完成した作品だけでなく、過程を見ていくことが重要。

 

景色の統合度

サンプルA

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サンプルB

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筆者の用意したサンプル。着色前の物。Aは景色として成り立っているが、Bは景色として成り立っていない。我々は絵画として統合度の高いAのサンプルを過大評価しがちだが、風景構成法はあえて統合しにくい教示を出しており、統合度が全てではない。

 

しかしBのサンプルを見ると『風景を完成』させる教示が、描き手から抜け落ちている可能性もある。

 

着色後に、作品の中の景色の時間や、季節について尋ねることもある。

 

体験談

上記のサンプルA、当時筆者が描いたものを再現してみたんだが、キチってるな。風景としては成り立っているんだが、何かがヤバイ。

 

上記レベルの画力でも、あくまで構成や描画中の会話、質問への回答が重要な情報であり、特に問題なく受験できる。