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タイプ5の9段階

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

  • 作者: ドン・リチャードリソ,ラスハドソン,Don Richard Riso,Russ Hudson,橋村令助
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本
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 上記書籍P230~263を参照して作成しました。

 

 

健全なタイプ5

段階1ー先天的に広く予見する人

・すでに持っている知識を総合し、今までは誰も関連があるとは考えなかった現象の間を関連づけることができる。

・芸術の方面に心が向いていれば、まったく新しい芸術様式を興したり、以前には見られたことのないやり方で形式を大変革するかもしれない。

・世界はどのように動くのかということについて、自分自身の考えに執着しない。

・現実を非常に深く包み込むので、単なる理論付けによっては到達できなかった、予期せぬ真理を発見することができる。

・他者や難題に圧倒されたと感じることはなく、頭と心を結びつけて、自分の知識と才能を人への思いやりを持って使うことができる。

 

段階2ー洞察力の鋭い観察者

・周囲の世界、その栄華と恐怖、その不調和と尽きることのない複雑さを、驚くほど自覚している。

・知識を持つこと自分が何かを知っていることを知り、頭の中でそれを熟考し、着想と戯れる。

・物事の表面を突き抜け、非常に素早く深い段階に到達する。

・物事の本質を見抜く超人的な能力を持ち、全体を理解する鍵となる変則なこと、奇妙ではあるがそれまでは知られていない事実や隠れた要素に気づく。

・確かな洞察力を持って世界を見るので、興味深く、かつ、語るに値する何かを常に持っている。

 

・頭はきわめて能動的で、周囲のものすべてに興味をそそられるので、決して退屈することがない。

 

 

 

段階3ー的を絞った革新者

・鋭い洞察力を失うのではないか、自分の考えていることは不正確なのではないかと怖れるようになる。

・自分が最も関心を持っていて、本当にそれに精通しようという目標がある分野にエネルギーを強く集中し始める。

 

・いじくり回した結果、驚くべき新発見や芸術作品を生み出すこともある。

 

 

・他者や社会の支持があろうがなかろうが、自分の興味と発見を追い求める。

・必要とあれば、既成の教義に挑戦することも怖れない。

・新考案は革命的であり、それまでの思考方法を覆す。

・奇抜なユーモアの感覚を持っている。

 

 

通常のタイプ5

段階4ー学究的な専門家

・自分の概念や着想を実行に移すことはできないのではないかと怖れる。

 

・着想を現実に具体的な形にすることをためらう。

 

・世界にうまく対処する自分の能力への自信が失われていっている。

・自分の知的興味の追求のために必要な道具は何でも手に入れるためにお金を使う一方で、自分自身や自分の快適さに対してはお金を使いたがらない。

・専門的な技能・知識を追求する中で、ほとんどの人に知られていない知識体系を深く掘り下げ、何かの分野で高度な専門家になる傾向がある。

 

・他者とは、自分が関心のある主題について議論する方がいいし、知的な対話を通してより深い「真理」に到達したい。

 

段階5ー一心不乱な概念形成者

・一見安全な頭の中に引き下がると、皮肉なことに、自分の能力に対する不安感が高まるようになる。

・狭まっていく関心分野以外に割く時間がどんどん少なくなっていき、新しい活動をさらにしようとしなくなる。

・エネルギーの使い途をしばしば誤って、他者の目には些末なものとしか映らないことにはまり込み、人生で本当の助けになる活動への展望を失っていく。

・時間は際限なく使って自分の企画したものに没頭するが、完成させることはできない。

・仮想現実を探究することで得ようとしていると自分が信じているものすべてから引き離されるようなことは、誰にもどんなものにもさせたくない。

・他者と深く関わることを避けようとする。人というものは予測できないものであり、おそらくは要求がましいもので、何か狙いがあるはずだと信じる。

・現実に対する見方はかってないほどにわびしく、おぼつかなくなる。

 

段階6ー挑発的な皮肉屋

・自分の壊れやすい地位に対して脅威と思われるものはどんなものであれ、絶対に防ごうと決心する。

・見かけ上は知性に勝って傲慢に見えるかもしれないが、実際には自分自身にあまり確信を持っていない。

 

 

・人生は空しい。大衆は愚かである。我が人生は無意味であると考える。

 

・健全な独創性は、ごまかしの多い異常性に堕落してしまっている。

 

・強烈な悲観論が知らず知らずのうちに思考の中に入り込み、あらゆる視点がどれも的外れだと考えるようになる。

・世界の中で独力で自分の居場所を見つけられようとは、とてもではないが思えない。

・不眠症になること多い。

 

不健全なタイプ5

段階7ー孤立した虚無主義者

・自分の世界を脅かすと信じる人なら誰に対しても、極端なほどに敵意を持つようになる。

・不健全になればなるほど、自己不信が大きくなって、ほとんどあらゆるものに脅かされる。

・自分が安全でいられる唯一の方法は、他者との繋がりを断ち切って「独力で物事をする」ことのように思える。

・絶望的なほど人生に適応できないと感じ、世の中にまったくうんざりする。

 

・不注意に他者を刺激して自分を退けさせ、その上に、あらゆる人間関係の価値を軽蔑するようになる。

・何もせず、自分自身の頭の集中度だけは高まって、自分はその中にはまり込んでいく。

 

段階8ー怖がりの「異邦人」

・世界に対処する能力への確信が崩れる。

・他者との接触が少なくなり、怖れに満ちた思考が強まる。

 

・幻覚を体験することもある声が聞こえたり、すべてが大きく歪んで見えたりする。

 

・生きることは無益で恐ろしいことであると考える。

・日常の細かい事象に悪意を見出す。

 

・頭が恐怖でいっぱいになっているので、世界は恐怖に満ちたものになる。

 

段階9ー内側に爆発する精神分裂病者

・安全な場所はどこにも残されていないと感じる。

・自殺か、重症の精神障害に似た自閉症状態になる。

 

 

 

 

感想

各段階の大凡の原文の文字数

段階1:1877字

段階4:3161字

段階5:6103字

段階6:4153字

段階9:1911字

 

世の中の大体の人間は「段階5~6」と言われている。段階1、段階9といった「段階5(転回点)」から離れた段階の人間程目にする機会が少ないためか、説明の量も少なめになっている。

 

段階5:

より健全な段階にいるときでも仮想現実を創り出すようになれば、段階5に住みつき始めたということである。通常のタイプ5は、仮想現実を探究することで得ようとしていると自分が信じているものすべてから引き離されるようなことは、誰にもどんなものにもさせたくない。

 

段階6:

通常のタイプ5は、就職面接に臨んだり自動車の運転を習うことはできないかもしれないが、想像の世界で、世界を征服し、核の絶滅から生き残り、恐ろしいオカルトの力を振るうことはできる。

 

この書籍は2000年に出版されたものだが、当時からそういった概念は健在だったらしい。仮想現実・及び想像上の世界というのは、現実離れしたものである傾向があるようだ。段階を落ちるほど尚更。

 

タイプによって段階が落ちた時の行動が異なるのは周知の事実。とすると「仮想現実」にどっぷりというのは、タイプ5に特に見られる現象ということになる。健全な段階ではタイプ5と誤認されやすいタイプ1は、段階が落ちても現実に(形上は)留まるのに対して、タイプ5は現実から遠ざかっていく。

 

質の悪い事に、段階5~6においても、口から飛び出す理論の全てが間違っているとは限らない。しかし「真理」に到達することはない。これを咀嚼すると、持ってくるデータ、理論といったものはそれなりに整合性が”とれてはいる”が、そこから行き着く結論を大きく誤ったり、確証バイアスの影響を強く受けたり、意見の異なる他者を見下すようになる。こういった傾向は段階4以上のタイプ5には見られなかった傾向である。

 

タイプ5は健全な段階、通常の段階のどちらでも皮肉やどきついユーモアを口にすることがあるが、最大の違いは「諦めからくるジョークか否か」だろう。段階の低いタイプ5では、「何をしても無駄」というのが本心であり、他者に対して攻撃的だが、健全なタイプ5のジョークは「タブーを吹き飛ばす」性質を持っている。簡単に言えば、通常~不健全なタイプ5のジョークが「嫌味」であるのに対して、健全なタイプ5のジョークは、周囲の人間を笑わせると同時に「気付き」をもたらすものだろう。

 

個性的なネーミングの各段階の名称の中でも目を引くのは「段階6ー挑発的な皮肉屋」という名称。段階6から7に落ちる事は余程の事が無い限り起こりにくいので、不幸なタイプ5の多くは「挑発的な皮肉屋」に長く留まる事となる。タイプ5は段階7以降は「引きこもる」傾向が強くなる。つまりタイプ5の9段階の中で最も社会的に「問題のある」段階かもしれない。この段階6の特徴は「想像上の世界で有能であろうとすること」である。幸いなことに、近年では自分の頭の中で想像上の世界を創造せずとも、書店の軽い小説のコーナーで簡単に購入することが出来る。(もし浮世離れしたタイプ5の為のものであるとしたならば、彼らがこの世界で何かを為すことはあるのだろうか)。

 

口調がリソに似てきたわ。性に合わん。正直「異●●●生」って段階6のタイプ5にバカウケしている物だと推測している。支持者層の口調や攻撃的な言動がタイプ5の段階6のそれとドンピシャなんだよな。とすると、世界において成せる役割は何もない事になる。廃れることは無い分野だが、社会的な地位を得ることはない分野だろう。外れたら手のひらくるりんする予定。

 

追記:

かなりコンパクトになった。内容はあるんだが長い。