NT’sのblog

役に立たないNT'sによる性格診断情報ブログ

タイプ5の概観

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

  • 作者: ドン・リチャードリソ,ラスハドソン,Don Richard Riso,Russ Hudson,橋村令助
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本
  • 購入: 1人 クリック: 3回
  • この商品を含むブログ (1件) を見る
 

上記書籍を参考にしました。

 
 天才と狂人との関係は、長年論じられてきた。この二つの状態はまったく正反対で、性格が持つ広がりの両極端である。天才とは、知識と洞察を融合して事実の本質にまとめ上げる人であり、限りなく明晰にものを見る能力と、人に畏敬の念を起こさせる理解力を併せ持つ人である。天才と狂人を分かつものは何かと言えば、天才は、非凡な洞察に加えて、その洞察を前後関係の中で正しく把握する能力を持つことである。天才は、実際に存在する様式を認識するのに対し、狂人は様式を押しつけ、あらゆる状況に誤った観念を投影する。天才もときには現実と接触していないように見えることがあるが、それは、まさに彼らがいっそう深い段階で機能しているからである。しかし、狂人は、実際に現実と接触しておらず、現実に代わるもの としては妄想以外には、何も持っていない。

 タイプ5は、こうした両極端の状態を最も良く例証する性格タイプである。タイプ5の中に私たちは、天才と狂人を、革新する人と知性の人を、そして、少しばかり奇矯な変わり者とひどくかき乱された妄想性分裂病質者を見る。こうした大きく異なる状態が、どのように同じ性格タイプの中に存在するのかを理解することが、タイプ5を理解することである。

 

感想

こうした大きく異なる状態が、どのように同じ性格タイプの中に存在するのかを理解することが、タイプ5を理解することである。

 

各タイプの概観の説明は「各タイプを理解するポイント」の説明にもなっているんだが、タイプ5のポイントの説明がやや抽象的すぎるような気がしなくもない。他のタイプは各タイプの囚われと結びつけて語られているんだが、タイプ5は「両極端さ」の存在がポイントとして挙げられている。これは囚われとは結びつきにくい。率直に言えば、説明を外しているとも感じる。

 

他のタイプが「囚われ」、要するにそのタイプを内側から理解することを前提に話を進めているのに対して、タイプ5のこの説明は、タイプ5を「外側」から理解しようとしている。リソ自身がタイプ5だったんだろうか。もしそうなら、客観性が裏目に出たようにも思える。

 

あくまで、概観の説明としては微妙だが、内容自体は非常に頷ける。タイプ5内の格差はぐう酷い。