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タイプ4ー敵意と絶望をめぐる諸問題

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

  • 作者: ドン・リチャードリソ,ラスハドソン,Don Richard Riso,Russ Hudson,橋村令助
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本
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上記書籍を参考にしました。

 

 感情の三つ組の他の二つの性格タイプであるタイプ2とタイプ3と同じように、タイプ4は敵意をめぐる問題を持つ。彼らはその敵意を自分自身に向けるが、それは、タイプ2やタイプ3のように、理想化された自己像の方が良くて、本当の自己を拒絶したからである。しかし、タイプ4では、その自己認識のために、理想化された自己には似て「いない」点についてはそのすべてにいつも気がついている。自分の本当の性質でも、その多くを軽蔑し、それらは想像上の自己になるのを妨げる壁であると考える。欠点のあることで自分自身に怒っているので、これから見ていくようなさまざまなやり方で自分自身を抑制したり罰したりする。

 もちろん、タイプ4も他者に対して敵意を経験する。他者が自分の自己像や感情の状態に疑問を持ったり、それをはねつけているように見えれば、かんかんに腹を立てるが、突然説明もなしにその人と「絶交する」 ことで怒りを表現する傾向がある。タイプ4の創造性は、自分の「感受性」を傷つけた人に向けられた、当てこすりでしゅんとさせるような言葉にも発揮されることがある。自分が理想化した人々に対する深い敵意を体験することもある。タイプ4が「良い親」として持っている希望に他者が応え損ねると、両親と結びつきを持てなかったことで感じたもともとの痛みを想像の中で追体験し、それを新しく愛の関心になるものに投映するかもしれない。彼らは、自分自身の両親に対しては表に出せなかった激しい怒りと感動性を劇的に表現するかもしれないが、ふつうはすぐに引き下がるので、感情の深さで自分が打ちのめされたり、人間関係をそれ以上損ねたりすることはない。たいていは、何も言わずに爆発寸前にまでその感情をたぎらせ、沸き立たせる。

 両親が自分を適切に育ててくれなかったと感じるので、深い無意識の世界では、両親に対して敵意を抱く。タイプ4は世の中から温かく迎えてもらわなかったと感じる。自分は場違いのところにおり、望まれていないと感じるそして、こういった仕打ちをした両親に深く激しい怒りを抱く。しかし、両親に向けた激し い怒りはあまりにも深いので、怒りを表現することを自分自身に許すことができない。彼らは自分自身の怒りを怖れるので、それを抑え、自分自身で何とかそれと折り合いをつけようとする。他のタイプでも両親に対して同じくらいの怒りを感じるタイプがあるかもしれないが、タイプ4はこういった古傷から離れられないので、人生を送るのがずっとむずかしい傾向がある。もっと微妙なところでは、タイプ4は、他者、とりわけ自分の両親がどれだけ自分を傷つけたかを理解しないといけないので、自分の痛みを手放したくない。

 

通常から不健全な段階

 しかし、自分の敵意や否定的な感情を意識していると次第に疲れ果てて、通常から不健全までのタイプ4は、それまでにないほど深く自己不信、鬱症状、絶望へと沈み込む。彼らは自分自身の中にある本質的な傷はあまりにも深いので、決して癒されることはないという思いに圧倒されているが、それでも生き続ける勇 気を求めて時間のほとんどを費やす。実際にも、絶望感はいつも逆らって泳がなければならない水の流れと同じである。もし絶望の引き波が強すぎれば、不健全なタイプ4は感情の虚脱に陥るか自殺を図るかする。それは、その状態から逃れる途がないことに絶望するからである。

 人生から身を引くことで自己の探求に没頭するその時から、誤った方向に進み出したことになる。この探求が自分にとってはどれほど必要と思われるものであっても、自己を直接に求めれば、結果として絶望に引き込まれることになる誘惑に身を任すことに他ならないことを、彼らは信じなければならない。

 

健全な段階

 一方、健全なタイプ4を健全たらしめているのは、彼らが自分自身を情動の乱流から完全に解放したからではなく、その流れに乗ってさらなる目的地に向かう道を見つけたことにある。健全なタイプ4は、自分の感情だけに没頭することなく自らの主体意識を保持することを学んでいる。人生から身を引いて自分自身を 捜し求める誘惑を克服することによって、自分自身の破壊性から自分自身を救うだけでなく、何かしら美しいもの、素晴らしいものを実現させることができるであろう。このように生きることを学べば、タイプ4は、すべての性格タイプの中で最も人生の価値を高めるタイプになれるし、悪から善を、絶望から希望を、不条理から意味をもたらし、失われたように見えたものを救うことができる。

 

感想

他のタイプでも両親に対して同じくらいの怒りを感じるタイプがあるかもしれないが、タイプ4はこういった古傷から離れられないので、人生を送るのがずっとむずかしい傾向がある。

 

複雑そうな問題来たな。毒親系統のブログってタイプ4が多いような気がしていたが、関連あるんだろうな。