NT’sのblog

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ICDとDSMの違い

エニアグラムの書籍にたまに登場する「DSM」と「ICD」という単語。これらは共に「疾病の診断基準」を指す。両者の違いについての説明。 

 

ICD

世界190カ国以上が加盟するWHOが、死亡や疾病のデータを国際的に統一して記録、分析するため、すべての病気とけがを網羅的に分類したもの。医学の進歩や研究結果を踏まえ、改訂されてきた。現在は、90年に改訂のICD―10を一部改正したものが使用されている。日本では法律上の疾病や障害の根拠となり、厚生労働省はICDに準拠して統計調査を行う。病院では、カルテに記載された病名がICD別にデータで蓄積されている。

WHOの国際疾病分類(ICD)とは - コトバンクより引用

 

DSM

アメリカ精神医学会(American Psychiatric Association)が作っている、心の病気に関する診断基準のこと。Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disordersの頭文字をとった略称。世界的に広く用いられており、日本では「精神障害の診断と統計マニュアル」「精神疾患診断統計マニュアル」などと呼ばれる。第1版であるDSM-Iは、1952年に発表された。その後、68年にDSM-II、80年にDSM-III、86年にDSM-III-R、94年にDSM-IV、2000年にDSM-IVTRと発表されてきた。14年5月、DSM-5(第5版)の病名・用語翻訳ガイドライン初版が日本精神神経学会により公表され、一部の精神疾患概念において、従来の「障害」との呼称に替わり「症(群)」の訳語を採用することが明らかとなった。

DSM(でぃーえすえむ)とは - コトバンクより引用

 

ICDとDSMの違い

作り手が違う

ICD…WHOが作成

DSM…アメリカ精神医学会が作成

取り扱う病気の範囲が違う

ICD…すべての病気とけがを網羅している

DSM…心の病気を網羅している

 

エニアグラムにおいて

エニアグラムのガッツリした書籍(「性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム」と「性格と神経症―エニアグラムによる統合」)が執筆された時点では「DSMⅢ」と「ICD9」が主流だったと思われる。各タイプと関連する病名も「DSMⅢ」当時のものとなっている。エニアグラムの書籍においてはICDではなくDSMが引き合いに出される事が多い。