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【タイプ9】1.核をなす理論、術語、およびエニアグラム上の位置

怠惰とは

 心理的には、怠惰は内性の喪失、見ることの拒否、変化への抵抗として現れる。 ドロシー・セイヤーズは、怠惰は「陰険で、捉えようのない変幻自在な形をとる」と書いている。それは単に心の怠惰だけでなく、「意思全体が毒されている状態であり、離脱と、どうなってもかまわない」という態度から始まり、喜びを故意に拒否することを経て、病的な内観と絶望に達する。その中で、一部の近代的な人々の心に非常に強く訴える一つの形は悪や過失の黙認であるが、 これは容易に「寛容」に『変装』してしまう。もう一つは、善と美の観想から生ずる感動を拒否することで、それは幻滅として、また、あるときは「世知」として知られている。内面性の喪失とそれに伴う諦観的な性格の組み合わせの結果は、親切で気楽な「俗世間」症候群となるが、 これが極端になると融通のなさと偏狭になることもある。

 

感受性

 タイプ9は、愛が奪われた結果として自らを愛することを学ばなかった人であるだけでなく、一種の心理的な鈍感さ、過度の単純化、心理的な遮断を通じて愛の欲求不満を忘れた人でもあり、それがこのタイプの人間的感受性を最も低め、その性格を最も禁欲的にしている。(タイプ9は、エニアグラムの最下部にある過敏な4、5と対置される)。

 

「波風を立てるな」

 タイプ9 は、満ち足りた気前の良い人であり、その怠惰さは内面性の喪失、 すなわち心理的な探求に対する嫌悪であって、過度の安定と保守的な傾向、およびこれと並存する変化に対する抵抗という形で現れる。彼の自他に対するモットーは、「波風を立てるな」だろう。

 

回避タイプの依存性

 私は、「過剰適応者」の中でも、社会的機能を侵されている程度が高い人たちが、今日「依存的」と診断されていると考える。しかし、タイプ9の依存性はタイプ4および特にタイプ6の回避タイプにも共通したものであって、諦観から病的抑鬱への移行はクレッチマーの時代に比べると今日でははるかに少ない。

 

考察

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トップのタイプ9が鈍感、ボトムのタイプ45が過敏と聞くと、エニアの図の位置関係の重要さを思い知らされる。ナランホは、各タイプを語る上でエニアの位置関係を非常に重視しているっぽい。

 

冒頭に「怠惰」とは何たるかの話があったんだが、宗教的な色合いが強いため全カット。大罪の話になると宗教的な話が入ってくるのは避けられないか。

 

参考書籍

性格と神経症―エニアグラムによる統合

性格と神経症―エニアグラムによる統合