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〈感情の三つ組〉の中でのタイプ2【解説版】

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

  • 作者: ドン・リチャードリソ,ラスハドソン,Don Richard Riso,Russ Hudson,橋村令助
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本
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上記書籍P74~76を参考に作成しました。

 

・タイプ2は、他者に対して強い感情を抱いているが、自分の感情に潜在的な問題を持っている。

・他者に対していかに肯定的な感情を抱いているかを大げさに表現するが、否定的な感情には目をつぶる傾向がある。

・自分自身を情愛に満ち、人の面倒を見る人間であると見ているが、他者を愛するのは、自分を愛させるように他者を操作するためである。

・他者への肯定的な感情のみに目を向けて自己像を形成するため、他者を本当に愛する能力は阻まれている。

 

健全な段階

・すべての性格タイプの中で最も思いやりがあり、真に情愛に満ちた人である。

・強い感情の持ち主であり、親身になって他者を気遣うので、他者を助け、本当に良いことをし、本当の必要に応える。

 

不健全な段階

・攻撃的な感情を持っていることを認めない。

・完全に無私無欲であると言いながら、実はきわめて利己的。

・すべての性格タイプの中で最も扱いにくい人。

・他者に対してひどい仕打ちができる一方で、自分は完璧なほどに善良であると信じている。

 

問題の核心

・通常のタイプ2でさえも、自分自身をありのままに見ることがむずかしい。

・タイプ2の本当の姿は、「さまざまな」動機と矛盾した感情、それに、自分として満たしたい個人的な必要を持つ人間である。

・タイプ2は不健全になればなるほど他者にとって扱いがむずかしくなる。

・常に自分自身を免罪し、他者にも彼らを免罪するように要求する。

・事実と反対ではあっても、自分の行動に対する解釈を受け入れるように他者に要求する。

 

ユングのタイプ論において

・タイプ2は、ユングの性格類型論の外向型感情タイプに相当する。

・ユングはタイプ2の感情の二重傾向、他者に対する完全に肯定的な感情から、否定的な感情へと変わることを説明している。

 

感情の遷移と発達の諸段階

・健全なタイプ2は他者を本当に心から愛している。

・通常のタイプ2は入り交じった感情を抱いている。愛は、自分がそうありたいと願っているほどには純粋でも無私無欲でもない。

・不健全なタイプ2では、愛と正反対のものが作用する。憎しみが他者への憤りを燃え盛らせながら育っていく。

 

リソはユングの「憎しみと正真正銘の愛は状況次第ですぐに変わる」という解釈について「憎しみと正真正銘の愛は対極の存在であり、そう簡単に入れ替わるものではない」として「正しくない」と記述している。