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【タイプ2】1.核をなす理論、術語、およびエニアグラム上の位置

高慢とは

高慢からの派生として、不従順、自慢、偽善、嘲笑、傲慢、増長、横柄、意気盛ん、不忍耐、生意気、抵抗、でしゃばり、頑固、慢心があげられる。これらの特性が作り上げている肖像は、自分の価値を主張するだけでなく、攻撃的な自己高揚をもって他者に対し、既存の価値や権威を認めようとしない人である。

 

「与える」という戦略

これらは真実かもしれないが、タイプ2の全体像を伝えてはいない。この性格の基本にあるのは「与える」という戦略であって、それが魅惑と自己高揚に役立っているのである。タイプ2の心理についての「定説」は、この性格にある特徴的な偽りの寛大さを適切に描写していない。なぜならヒステリー性性格についてのこれまでの記述は衝動的な自己中心性を強調しているが、自己中心性と外見的な寛大さの補完性について語るほうがより正確だからである。

 

へつらい

高慢は自己膨張の情動、換言すれば、自己像の拡大を図る情動として思い描いてもいいだろう。高慢に対応する固着、または高慢に内包される固着した暗黙の先入観を、イチャーゾはずっと「へつらい」または「へつらい自我」と呼んでいた。これは他者へのへつらいだけでなく、自己拡大に内包される自己へのへつらいである。この言葉はへつらってばかりいる人間を想像させる欠点がある。実際にはこの人格の人はへつらうばかりでなく、同程度の軽蔑をするからである。この人は親しさを通じて彼の高慢をくすぐる人にへつらい、残りの大部分の人を軽蔑する。

 

タイプ234の中で

エニアグラムの位置では、高慢は「類ヒステリー群」のコーナーにある。ここにある性格はみな自己像に最大の関心を持っているが、これこそ虚栄の本質である。このコーナーにある三つのタイプ(2、3、4)について言えば、そこには他者が見たり評価するあり方に「存在」感を求める誤った感覚が働いており、したがって関心が持たれているのは真の自己ではなく自己像であって、行動はそれに基づいてなされ、価値観もその上に立っているのである。

 

タイプ4との比較

タイプ2とタイプ4はタイプ3をはさんで反対側にある。

タイプ2

・内的態度:自己像の膨張

・幸せな気分に支えられている

・「喜劇的」

タイプ4

・内的態度:自己像の縮小

・悲哀に傾く

・「悲劇的」

 

タイプ7との共通点

エニアグラムの対極にある他の一対の性格のように、タイプ7とタイプ2の性格の間には類似性がある。タイプ7もタイプ2も穏やかで愛想よく、暖かい人であり、いずれも魅力的であると言ってよい。両者とも自己に満足しているという一般的な意味で自己愛的である。さらに、両者とも衝動的であり、さらに衝動性を満たすために魅惑を用いるが、その用い方は異なる。

タイプ2:情緒的に魅惑する

タイプ7:知的に魅惑する

 

タイプ7との主たる相違

タイプ2

・愛らしくも攻撃的にもなれる

・自己愛:素朴な自分への恋愛、栄光ある自己像への同一化と非難すべき自己像の抑 圧によって支えられている

・自己愛がより外向的

タイプ7

・愛想よく外交的である

・自己愛:知的操作、広義でのペテン師的活動によって維持されている

・自己愛がより内向的

 

タイプ8との比較

タイプ2と8の間にも双極性がある。高慢と情欲はどちらも衝動的で傲慢である。

タイプ2:しばしば極めて善良で争う必要がないような態度をとる

タイプ8:非常に闘争的で見るからに傲慢である

 

演技性人格

タイプ2の性格学的な位置は、現代心理学では「ヒステリー性」または「演技性」人格という名のもとに知られている。しかし、高慢を演技性人格の力動の主たる要素とした論文を私は知らない。

 

考察

タイプ478との比較がめっちゃ質が良いな。タイプ間の相違がこの書籍の最大の長所かもしれん。

 

参考書籍

性格と神経症―エニアグラムによる統合

性格と神経症―エニアグラムによる統合