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タイプ3の概観

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

  • 作者: ドン・リチャードリソ,ラスハドソン,Don Richard Riso,Russ Hudson,橋村令助
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本
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上記書籍を参考にしました。

 

 アメリカ合衆国は急速に機能不全の「タイプ3」文化になりつつある。駆り立てられ、自愛的で、イメージ志向で、実質よりも外観を、実物よりも象徴を大事にする。あらゆるものが出来合い商品のように扱われるのに見るように、優秀さを求めること(健全なタイプ3が好例であるように)は作り物を讃美することに取って代わられつつある。つまり、すべてが包装され、宣伝され、売り出される。政治活動では、個性を誇示するほどには、主義主張や公共の福祉のために権限を行使することに関心を示さなくなりつつある。ピーアールに力を入れ、計算された地位を持つ候補者を大衆に売り込むが、何がその人物の実体で、何がつくられたイメージなのかを語ることは決してできない。

 コミュニケーション媒体、なかでもテレビは、大衆に何かが売れるように注意を引きつけることに主な関心がある。浅薄な価値や「興行事業」の人目を引く華やかさが、あらゆる物事を判断する基準になってしまった。唯一の指針は注目を集める能力である。何が注目され、求められているかに価値がある。人々は見事な包装に惑わされて、中身のないことに往々にして気づかない。マクルーハンの言葉を言い換えれば、包装はメッセージである。テレビ・タレントの演出された親しみやすさから、美人コンテスト出場者の練習を積んだ誠実さ、「夕刊雑誌」と銘打たれた番組のお粗末なとちりにいたるまで、計算されたイメージが現実であるかのように装っている。

 人々は、ますます競争が激化する市場で注目されることは何でもするので、自己顕示欲と自己宣伝は受け入れられるものになっている。理想は勝者になること、つまり、成功し、有名になり、賞讃されることである。いたるところで人々が成功と名声を追い求める。毎日、新刊書が、成功のための着こなし、成功のための食べ方、成功のための人脈づくりを教授する。私たちは自愛的な空想を売りつけられている。他の誰かのようになり、その少しだけ上を行けば、「ひとかどの人物」になれる。自分のイメージをうまく操れば、あなたもスターに、いや、神になれる。

 性格タイプ3は自己を実証することを追求するという好例である。自分はどうあらねばならないか、何を為さねばならないかを決めるのに、尊敬すべき他者を頼りにするが、それは、人間として役に立ち、価値があると感じるためである。こういったことにだけ焦点を当てているので、属している社会の目から見れば、成功していると見られることが多い。なぜなら、仲間が価値があると認めてくれることを成就させることを引き受けるからである。これは、タイ国の仏教寺院でも当てはまることで、出世街道を突き進むという企業文化の中に劣らないほどである。タイプ3は、自分に与えられた社会的・文化的な環境の中で尊ばれる性質はすべて体現するように、懸命に努力する。そのため、そういった怖れや動機づけを操作する不健全な社会にあっては、タイプ3はその社会から最高の注目と成功を得ようと励み続けるが、結局は最大の犠牲者の仲間入りをすることになる自分自身の心の持つ欲求から引き離され、空虚で、感情面で孤立しながらも、何を誤ったのか決してわからない。

 

感想

アメリカがタイプ3文化とはよく言われるが、2000年の時点で「機能不全の」と言われているのか。すると現状はリソ視点でどんなもんなんだろうか。