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【根源的怖れ】エニアグラムの段階と機能不全の環境の関連【段階を上げるには?】

機能不全の段階への影響

この構造を全体として見ると、制約されて苦しみに満ちた自我の状態に私たちを深くさらに深くと駆り立て、真の本質を体験させないように私たちを遠くさらに遠くと引き離すのは、再三再四、怖れであることがわかる。私たちはまた、機能不全の環境で人として発達した幼児は、取り組まなければならない怖れを他者よりも多く持っていることがしばしばであり、それだけに自我の防衛も層がより厚く重なっていることを知ることができる。そのことから、〈発達の諸段階〉の下の方で機能している大人は、幼児の時、より精巧な防衛の仕組みを発達させることを余儀なくさせられた人であると考えてよいことがわかるだろう。

参考書籍P617より引用

 

そのタイプの各段階での「怖れ」に屈すると、1つ下の段階へと下がり、更に別の「怖れ」が生まれ、更に段階が下がる、といった過程で段階の下落は起こる。

 

機能不全の環境で発達した場合、この「怖れ」が一般的な人より多いとリソは指摘している。この怖れにより、自我の防衛が厚くなり、段階が下落しやすい。

 

親への定位、及び各タイプの9段階でも指摘されているが「段階5」以降の場合、幼少期に機能不全の環境で育った可能性が示唆されている。

 

段階を上げるには?

この「怖れ」及び「現在の自己像」と向き合う必要がある。その体験によって、そのタイプの根源的な欲求を成就させるための他の道が見えてくる。

 

段階を上げることは「慣れ親しんだパターン(分裂方向)から離れ、新たなパターン(統合方向)の行動を獲得すること」といえる。

 

参考:各タイプの根源的怖れ

タイプ2:人から求められず、愛される価値がない

タイプ3:値打ちがない

タイプ4:自分には存在意義はない、取るに足らない存在だ

タイプ5:無力で役に立たず無能なのではないか

タイプ6:誰からも助けを借りずに自力で生き残ることは出来ないのではないか

タイプ7:激しい痛みと手痛い喪失

タイプ8:他の人たちから危害を加えられたり支配されたりするのではないか

タイプ9:奪われ引き離されるのではないか(長続きしない)

タイプ1:腐敗堕落し、不道徳で、不完全であること(調和がとれていない)

 

補足と考察

最初に訂正、「エニアグラムで段階を上げる方法の記載がない」とかのたまわっていたが、書籍の終盤に書いてあった。筆者の見落としでした、申し訳ない。

 

段階を下る際も上る際も「螺旋状に」推移していく。段階を下るか上がるかは、各段階での「副次的恐れ」に向き合い、建設的な方向へ向かえるかどうかが明暗を分ける。要するに機能不全だと、この時に「暗」に向かいやすいという内容だと思われる。

 

書籍タイトルの「自己発見の」というのは、自らの怖れと、可能性を発見するという意味での言葉なんだろうか、と推測。エニアグラムは、他者との関係性の中で見えてくる部分もあるが、自己の内面と向き合って見えてくる部分も大きいようだ。

 

参考書籍

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

  • 作者: ドン・リチャードリソ,ラスハドソン,Don Richard Riso,Russ Hudson,橋村令助
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本
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P617~637を参考に作成しました。