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役に立たないNT'sによる性格診断情報ブログ

⑤臨床・障害 パーソナリティ障害

パーソナリティ障害とは

思考・感情・行動などのパターンが平均から著しく逸脱し、社会生活や職業生活に支障をきたしている状態

 

旧名は「人格障害」。2003年から「パーソナリティ障害」に改訳された。

 

診断基準

我々誰しも、パーソナリティ障害にちょっとは掠る性格を兼ね備えている。詳しくは後ほど書くが、エニアグラムで言うところのタイプ3は元々自己愛性パーソナリティ障害の特徴を持っているし、タイプ5はA群全般の特徴に多かれ少なかれ合致する。

 

問題は「その特徴が冗談きっついレベルに強力で、本人ないしは周りの人間が精神的苦痛マッハな場合」。この場合のみ、パーソナリティ障害の診断が降ってくる。つまりその辺を歩いているタイプ5を病院にしょっぴいた所で、特に重篤な支障がなければ、シゾイドや統合失調型パーソナリティとは診断されない。

 

この診断基準の厳しさ、そもそも本人が病院に中々来ない、パーソナリティ障害自体の概念の問題などから、おいそれと簡単に適応される名称ではない。更に障害者年金の申請も非常に通りにくい。これはひどい。一部は発達障害として処理する事もあるとか聞いたが、真偽は不明。細かい診断基準はここでは取り上げないが、専門書に載っている。

 

異なるパーソナリティ障害同士のコラボも時折発生する。俗説では、同じ群同士のコラボの方が発生しやすいが、群の垣根を超えてのコラボもあるらしい。

 

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A群パーソナリティ障害:奇異な/普通ではない行動を示す群

風変わりだが、統合失調症ほど深刻ではない群

 

①猜疑性/妄想性パーソナリティ障害

・他者の信頼性や忠誠を疑いやすい。

・主観的な被害者意識を持ちやすい。

・怒りの反応を示しやすい。

・暴力犯罪事件の犯人像として指摘されることもある。

 

エニアグラムのタイプとの関連は指摘されていない。

 

②シゾイドパーソナリティ障害

・他者と親密になることをとにかく避ける。

・他者への関心が乏しい。

 

エニアグラムのタイプ5に関連する。

 

③統合失調型パーソナリティ障害

・魔術的思考がある。

・会話や情動が風変わり。

・行動や外見が奇妙。

・人に極端な不快感を示す。

 

エニアグラムのタイプ5・9に関連する。

 

B群パーソナリティ障害:派手な/突飛な行動を示す群

人間関係に影響を及ぼしやすい、感情が極端に変わりやすい群

 

④境界性パーソナリティ障害

・自我や情緒が不安定。

・人を過度に理想化し、期待にそぐわないとこきおろす。

・衝動的な行動を繰り返す。

・最も研究されているパーソナリティ障害。

・幼少期の不適切な経験が指摘される。

 

エニアグラムの特定のタイプに限定されないとされている。

 

⑤演技性パーソナリティ障害

・自分が注目の的になることを強く望む。

・大げさで芝居ががっている。

・過度に印象的な話し方をするが、中身がない。

 

エニアグラムのタイプ2・7に部分的に関連する。

 

⑥自己愛性パーソナリティ障害

・他者を不当に利用する。

・自己を過大評価する。

・成功や才能にとらわれている。

 

エニアグラムのタイプ3・4に関連する。

 

⑦反社会性パーソナリティ障害

・違法行為を繰り返す。

・衝動的。

・苛立ちや攻撃性がある。

・良心が欠如している。

・診断基準が特殊。

 

エニアグラムのタイプ8に関連する。

 

C群パーソナリティ障害:不安/恐怖に関連する行動を示す群

不安に関連する群

 

⑧回避性パーソナリティ障害

・批判や拒絶をおそれ、対人関係を回避する。

・劣等感が強い。

・異常なほど引っ込み思案。

 

エニアグラムのタイプ4・5に関連する。

 

⑨依存性パーソナリティ障害

・他者に過度に依存する。

・自分で物事を決定できない。

・意見を表明出来ない。

 

エニアグラムのタイプ6・9に関連する。

 

⑩強迫性パーソナリティ障害

・規則へのこだわりが強い。

・融通がきかない。

・仕事に過度にのめり込む。

 

エニアグラムのタイプ1に関連する。

 

発症原因

・幼少期の環境

・生まれつき

・発達期の体験

具体的に特定はされていないが、上記が原因として挙げられる事がある。

 

個人的な感想

現実でエンカウントすると中々厄介なのがB群。この内「反社会性パーソナリティ障害」は早々にお縄になってしまうため、エンカウント率はそれほど高くないと言われる。

 

特に我々が頭の隅に置いておきたいのは「境界性パーソナリティ障害」と「自己愛性パーソナリティ障害」。10種の中でも比較的、一般社会でエンカウントしてしまう可能性が高く、色々と厄介な点が目立つためか、一般ピープルでも分かる対策本や解説本が多い。

 

一方「統合失調型パーソナリティ障害」や「シゾイドパーソナリティ障害」の一般向けの本は、筆者の知る限りだと、そこまで詳しいものはない。さらっと触れられている程度。極論、A群は他人に無害といえば無害なためと思われる。そもそも社会に出てこない。病名自体の知名度も低い。

 

心理学検定では、10種の病名と所属する群、超簡単な特徴さえ掴んでれば問題ないと思われる。マニアは異常心理学へGO。

 

厚生労働省の解説ページ

パーソナリティー障害|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

お、すげえ、専用の解説ページがあった。全体的にメジャーな病名が揃っている。あとでサブブログで取り上げよう。