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【タイプ4】3.特性構造【超閲覧注意】

性格と神経症―エニアグラムによる統合

性格と神経症―エニアグラムによる統合

 

P111~118を参考に作成しました 

 

はじめに:ナランホ版の注意事項

 

 

羨望

・羨望の本質は「よい母」を求める過度に激しい願望として理解できる。

・これは愛への渇きとして現れるのみならず、より一般的な貪欲、または貪食の形で現れる。

・タイプ4の貪欲は罪の意識を伴い制御されており、このタイプに固有のものではない。

・羨望が表現される領域として、上層階級の理想化と、その一員になろうとする強い動因として表現される。

・あるいは、平凡で劇的でないものへの不満と相まって、非凡で強烈なものへの際限のない追求として表される。

・この気質の基本的な病的症候は病的飢餓である。

・過度の要求と、それに反対するタブーとの矛盾に苦しむ。

 

自己評価の低さ

・最も顕著な特性は低い自己評価と自己像である。

・「悪い対象」の取り入れの結果であるこの悪い自己像を、羨望という現象から切り離すのは不可能である。

・こうした自己軽視から生まれた羨望が、執着などの外見をとって現れる。

 

苦しみへの注意集中

・敏感で熱心で情熱的でロマンティックであるのみならず、孤独に苦しみ、自分の人生あるいは一般に人生そのものについて、悲劇的感覚を密かに持つ傾向がある。

・タイプ4の苦痛に満ちた心理風景の中で特に目立つのは喪失感と関係するものである。

・タイプ4の傾向で特に目立つのは、死に対する反応である。

・タイプ4の核心に最も近いのは、特に愛を得るために苦痛に注目し、苦痛を見せびらかすやり方である。

・タイプ4の人は欠乏を誇張することで「否定的な」注目を得ることを学ぶ。

・それは芝居じみた態度を引き起こすばかりでなく、苦痛に満ちた状況、すなわち苦しい人生の道に歩み入らせるのである。

・実際タイプ4の人にとって、泣くことは苦痛だけではなく喜びでもあり得る。苦しみには甘美さがあると言っていい。

・タイプ4の主たる自己欺瞞とは、要求し主張しながら同時に犠牲になるという立場を誇張することである。

 

他者にすり寄る傾向

・他のどの性格よりも、タイプ4は「愛情中毒」である。

・タイプ4の愛情への渇望は、自分を承認できないために他者から承認を得る必要によって支えられている。

・その当然の結果である「依存性」は、満たされない人間関係にしがみつくという形だけではなく、粘着性という形でも現れる。

・タイプ4のよく見られる「頼りなげな態度」は、保護を得ようとする無意識のやり方と解釈される。

・特に経済的に保護されたいという望みは、愛されていると感じたいという願望によって補強されている。

 

世話好き

・タイプ4の人々は通常、思慮深く理解があり、腰が低く柔らかく穏やかで、誠実であり、自己犠牲的で謙遜で、時に媚びへつらう。

・彼らの世話好きは「得るために与える」やり方、換言すれば愛情欲求にのみよるものではなく、他者の要求への共感的同一化に基づいている。

・タイプ4の世話好きの特徴は他者を魅惑する一つの形態として理解できる。それはまた強く他者を必要とさせ、苦痛に満ちた欲求不満を引き起こす。

・この特性が自己への欲求不満と苦痛を強化し、この性格の要求がましく不平に満ちた面を活性化させる。

 

情緒性

・タイプ4はタイプ2と同様に、感情的なタイプであるが、タイプ4では知的関心と内向性がより高度に混じりあっている。

・この強い情緒性はロマンティックな感情や、芝居がかった苦しみや、愛情中毒で世話好きな特徴にだけ当てはまるのではなく、怒りの表出にも発揮される。

 

競争的な傲慢

・これは悪い自己像を補償しようとするものでもある。

・内心は卑下と自己嫌悪で煮えくりかえっていても、タイプ4の外への態度は、非常に特別な人という態度である。

・この特別な人という主張が満たされないと、「理解されない天才」という犠牲者の役割が現れて、事態が複雑になる。

 

洗練

・これらは貧弱な自己像を補償しようとする主体の努力として理解できる。

・今ある自分とは違うもの、羨望の的である階級と関係する何かになろうとする試みでもある。

・模倣を伴う創造性の欠如は、いつまでも創造性への羨望を引きずっていく。

・創造性の高い人を真似る試みや、自発性を競おうとする望みは常に失敗に終わる。

 

芸術への関心

・タイプ4の芸術への関心は際立っている。

・原因1.羨望的なこの性格が洗練という特徴を持つから。

・原因2.このタイプの感情中心の気質によるもの。

・原因3.芸術を通して時には美の外見をとるまでに至る苦痛の理想化があるから。

 

強い超自我

・タイプ4が自分以上のものになろうと望むとき、彼らのとる最も特徴的な手段は、洗練された人になろうとすることであるる。

・一般にタイプ4にはタイプ1と共通の強い超自我がある。

・しかしタイプ4は自分の価値基準を守ることのほうに熱心であり、彼らの理想自我は倫理的であるよりは美的である。

・タイプ4の超自我の特徴は頑固で秩序志向性の高いことである。

・強い超自我は恥の意識や、自己嫌悪や、自己軽視、自責傾向を含んでいる。