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役に立たないNT'sによる性格診断情報ブログ

とある9人組の昔話(エニアグラム雑談)

 

昔々ある所に、人間の偉さに番号を降って管理している世界がありました。


最も偉い人の番号は1000番、最も身分の低い人の番号は1番です。


とある9人組は、キリのいい番号に座っています。キリのいい番号に座っている者は、周りの面倒を見てやるリーダーです。彼らの働きを見てみましょう。

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「111番」に座った人ーR階級ー

最も教育熱心な人は「111番」の席に着きました。この番号なら、少々出来の悪い人々を、直接見てやる事が出来るからです。

 

「甘えるな。お前たちは最低限のルールすら守れないから、この世界で出世出来ないんだ。頑張れ、あと少しで人権を手にする事が出来るんだぞ」


本当に努力しても出来ない人にはこう言いました。

 

「お前はよく頑張ったな。お前は悪くない。この世界には向いていなかっただけだ。どこか、別の世界で幸せになってくれ」


努力するどころか、人に迷惑をかけ続ける人には、こう言いました。彼は何故か、公正に人を裁く事が出来ました。


「処刑だな」


「最低限のルールはしっかり守れ。でないと、幸せになる事は出来ないからな」

 

「222番」に座った人ーO階級ー

最も人助けを好む人は「222番」の席に着きました。この番号なら、弱い立場の人達を沢山助ける事が出来るからです。

 

「この番号の周りには、病気や貧困で、満足な生活を送れない人達がいるらしい。彼らの話を詳しく聞いてみよう」


その人は話を聞いて回って、気がついてしまいました。どうにもこの階級の人達は、あまり頭がよくはないらしい。

 

「貴方が困っているのは分かった。取り敢えずの処置も済んだ。落ち着いたら、貴方が困っている本当の理由を考えてみましょう」


弱い者のフリをして、良からぬ事を企んでいる人にはこう言いました。彼は何故か、人の本当の気持ちを言い当てる事が出来ました。


「貴方は生育歴に問題があったの?それとも遺伝子に問題があったの?もっと頭の良い人たちに判断してもらいましょう。ちょっと一緒に来てくれるかな?私は頭が悪くてね、本当に困っちゃうわ」


「人に優しくする事は大事よね。人の善悪を見分ける事が出来れば、なお良いよね」

 

「333番」に座った人ーY階級ー

最も目立ちたい人は「333番」の席に着きました。この番号なら、ちょっとした面白い事が出来るからです。

 

「僕たちってどうにも、上にのし上がるには、リソースの足りない人達じゃない?ここから上にのし上がる方法、知りたくない?」


彼は出世する方法を周りに教えてあげました。出世するには、目立たなくてはいけません。

 

「誰が一番目立つか、競争しようよ。目立つ事をやったら、上がスカウトしに来てくれるんじゃないかな?」


目立つ事が重要だと聞くと、他人への迷惑を考えない連中がゾロゾロと出てきてしまいました。

 

「あーあ、人に迷惑をかけずに目立つって、そんなに難しい事なのかな?答えは簡単なのに。答えが分かったら、もっと上に通してあげるよ」


「僕より馬鹿なんて、おかしな話だね。僕はこんなに馬鹿なのに。なんで僕が馬鹿なのか、誰か分かるかな?」

 

「444番」に座った人ーIR階級ー

最も特別な人は「444番」の席に着きました。この番号なら、とても周りが静かだからです。

 

「死は忌避されるもの。私も忌避されるもの。ならばここが私の居場所だ。ここには本当に何もない。何故人は死を恐れるのだろうか?」


静かな場所で考え込んでいると、誰かがやってきました。

 

「貴方は私と同じく、誰からも拒絶されてしまったらしい。私が話し相手になりましょう。貴方は何をしてしまいましたか?」


彼は何故か、極悪人の罪に寄り添う事が出来ました。

 

「私はもっと罪深い。いつか贖罪を終えたなら、もう私に会いに来ないでくれ。それでも私に会いたいならば、本物の善人になる事だ」


「私には他の人達と争うだけの力も頭もなかった。私には何もなかった。どうか自分を見誤るな」

 

「555番」に座った人ーG階級ー

最も賢いと自負する人は「555番」の席に着きました。この番号なら、非常に無難だからです。彼は自分の性格の悪さを良く知っていました。

 

「この階級は、典型的な庶民で構成されているらしい。どいつもこいつも自分よりも馬鹿ばかりだ。暫くここに隠れて、馬鹿どもの生活を眺めていよう」


暫く眺めていると、彼はこの階級の人達が、いかに普通の暮らしを楽しんでいるのか、分かってしまいました。彼は惨めな気持ちで一杯になりました。

 

「本当に自分は、ゴミのような奴だ。純粋な人達を笑うなんて。でも彼らはあまりにも平和ボケし過ぎている。全く、もし自分のような極悪人が来てしまったらどうするつもりなんだ」


暫くすると、庶民に変装した不審な人がやってきてしまいました。彼は頭が良かったので、そいつが極悪人だとすぐに証明してみせました。

 

「この階級のゴミは自分一人で充分だ。自分よりゴミのような性格の奴に、庶民の生活を壊す権利などない。馬鹿を騙すなんて、本物のゴミだな」


「目立たないのが一番だ。目立つと狙われるからな。僕は狙われたくないんだ。もっと強い人じゃないと、出世は出来ないんだろうな…」

 

「666番」に座った人ーB階級ー

最も現実的な人は「666番」の席に着きました。この番号なら、そこまで難しい事を考えなくても済むからです。彼はあまり、頭の良くない自覚がありました。

 

「私は力はあるのだが、あまり頭は良くない。この階級の人達は、それなりに頭が良くて、尚且つ時間もある人達だ。この階級の人達から、色々と教わってこよう」


彼は周りの人達の話を聞いていて、気がついてしまいました。この階級は人数が多すぎて、まともに統率を取れる人がいません。もっと出世しようと、小競り合いを繰り返す事に夢中になっています。

 

「お前たちは馬鹿なのか。分かった、私がリーダーだ、私に従え。ここだけの話だが…上の連中は、この階級の小競り合いを目障りだと思っているらしい。999番の友達から聞いたんだ」


999番の友達だと聞いて、誰もがこの人に従う事に決めました。言う事を聞かずに、いつまでも言い争いをしている人にはこう言いました。


「どうにも君は、上の連中の機嫌を損ねてしまったらしい。君はクビだな。空気の読めない、ロクデナシの大馬鹿者は私一人で充分だからな」


「本当にロクデナシが多くて困るな。ここは平均よりは上の人間を集めているはずだが、一体どうなっているんだ?999番に聞いてみるか。元気にしているといいんだが」

 

「777番」に座った人ーI階級ー

最も前向きな人は「777番」の席に着きました。この番号なら、とても縁起の良い数字だからです。特に難しい事を考えて決めた訳ではありません。


「取り敢えず適当に決めてみたが、ここはヤバイな。誰も笑っていない。下の連中を処刑して、出世することしか考えていないようだ」


彼はそこの席について仕事をこなすうちに、周りの事情に気がつきました。自分と違って、皆好きでこの階級にいる訳ではないのです。ただ、もう上にも下にもいけない状態なんです。


「下の連中に嫌われてるのは当然だろうね。踏み台にしてきたんだからさ。上の連中に嫌われてるのは当然だろうね。上は特別な人達だからさ。落ち込んだってしょうがない、せめて笑おうぜ」


彼はある時、聞かれました「何故お前一人だけ、そんなに笑っていられる余裕があるのか?我々はこんなにも青い顔をしているのに」


「だって私は、この階級に来るまでに、誰の恨みも買っていませんから。笑う余裕が無い人の方が、寧ろおかしいと思いませんか?何かやましいところでもあるんですか。上に告発しておきましょう」


「私に関することって、嘘か本当か分からない事が多いんですよ。貴方はどちらだと思いますか?正確に当てられたなら、貴方は本当にラッキーな人ですね」

 

「888番」に座った人ーV階級ー

最も戦う事が好きな人は「888番」の席に着きました。この番号なら、本当に強い人達と戦う事が出来るからです。

 

「ここまで出世するような奴らは、凄腕揃いに違いない。日々不正と戦い、より良き社会を目指しているのだろう。一つ、どちらが上かお手合わせ願おう。全ては人々の為に」


彼は気力に満ち溢れていました。しかし他の人達は、死んだ魚のような目をしています。ここまで出世する頃には、もう力が尽きてしまっているのです。

 

「この階級で生き延びる事とは、戦い続ける事だったらしい。もう誰も、そこまでして生き延びたいとも思っていないようだ」


去る人間は最期にこう言いました「どうか生き延びて、最後まで一般人を守り抜いてくれ」

 

「大丈夫だ。自分が最後まで戦い抜くから。終わりがなくても戦い続けられるのが、私の強みだからな。私は馬鹿だったからな」


「逃げられないからこそ、楽しいんだ。君は肝心な時に逃げずに敵に立ち向かえるか?でないと、この階級は務まらないぞ」

 

「999番」に座った人ーUV階級ー

最も冷静な人は「999番」の席に着きました。この番号なら、全ての人々を見渡す事が出来るからです。

 

「参ったな。この席からだと、個人の顔がよく見えない。一体何が起きているんだ?部下からの報告を頼りにしろ、という事だな」


しかしどうにも、部下の言っている事は信用出来ません。自分を騙そうとしているようにも見えます。

 

「ダメだな、旧知の仲の666番を頼ろう」


666番に現状を聞くと、周りがいかに嘘つきかが判明してしまいました。それでも何故か彼は、平然としている事が出来ました。

 

「周りが信用出来ないのは、最初から分かっていた。やはり持つべきものは友達だな」


「私は庶民の暮らしというものを忘れてしまったようだ。これでは良きリーダーとは言えない。また1番からやり直そう。やはり1000番には敵わないな」

 

雑談

ああ、うん。この記事を書いた理由な。自称アロセス様との雑談を纏めてみた、というのが発端な。


これ並べてみると、9人の中で「誰が一番許せないか」って、結構割れてくると思うんだよな。


「誰が一番やましくないか」というと、間違いなく111番ではあるんだよな。…でも111番、明らかに「視野狭窄」なんだよな。自分より下しか見えていないんだ。まさか他の奴らがやましいとは、夢にも思っていないんだ。全員が誠実だと思い込んでいるからな。


「誰が一番やましくないか」という理屈でリーダーをたてると、とんだ「視野狭窄で思い込みの強い人」を抜擢してしまう可能性があるからな。善良な人を上にたてれば良いかと言うと、ちょっと違うんだよな。


999番はもう、下の連中がやましい事なんざ承知なんだ。もう世界が中々に限界にきている状態だと分かるよな。それでも、善良な一般人がいる以上「今日も普通に世界は回っております」という顔をしなくてはいけないんだ。苦渋のダブスタだな。


上の番号にのし上がる事を出世と呼んでいるように、上の番号の方が社会的責任が重い世界だな。それが奇妙にも、キリのいい番号札を持っている人を見てみたら、偶然にもエニアタイプとビンゴだったんだ。


444番がバックれしてしまっているのは、優しすぎる上に、自分の限界を知っているからだな。111番が日々教育している奴らとは別の意味の、落伍者だ。奴らと違うのは、自分から落伍者の席に座って、静かにしている事だ。


333番と777番は、見ての通りノリが近いよな。お互いに「自分に勝てたらここを通してやるよ」と勝負を持ちかけてきているんだ。


(333番の出したなぞなぞ「人に迷惑をかけずに目立つ方法は何か?」暇だったら考えてみてくれ。答えは下の解説の中にあるぞ)


333番は、人を「押し上げる」為に問題を出している。自分より馬鹿な人間に対しても懲りる事なく、今日もバカを見て呆れている。詰まるところ、人間が好きなんだよな。典型的な陰陽の「光」だ。


777番は、人を「蹴落とす」為に問題を出している。「ここまで来るなんて、お前ら殆どやましいんだろ?人から恨まれてるんだろ?」と言ってくるんだ。人の悪い面をよく知っていて、嘲笑っている。詰まるところ、人間が嫌いなんだよな。典型的な陰陽の「闇」だ。


333番と777番が結託して…いない訳がないんだよな。333番で押し上げて、777番で突き落とす。ここの間が「一般人」の範囲だな。

 

解説

111番や999番の言っている事は、この架空の世界で「これより上に出世する為に必要な事」なんだ。

 

111番:Q1.この世界で生きていく上で、最低限のルールを守れますか?
222番:Q2.人と人とで助け合う事が出来ますか?人を騙したりしませんか?
333番:Q3.貴方には最低限の頭脳と良心はありますか?両立出来ますか?
444番:Q4.貴方は不当に争ったりしませんか?貴方は自分の短所を認める事が出来ますか?
555番:Q5.貴方は本当の悪人を探し出す事が出来ますか?人の幸せを考えていますか?
666番:Q6.貴方は組織の為に動く事が出来ますか?仇をなす者を告発出来ますか?
777番:Q7.貴方は人を不当に傷つけていませんか?貴方は運の良い人ですか?
888番:Q8.貴方には大事な場面で逃げ出さない勇気がありますか?真実を知っても挫けませんか?
999番:Q9.貴方は全てを知っても耐えられますか?全ての人をより良くする事が出来ますか?


333番を超えた時には「良心の呵責」があった筈なのに、777番に挑む頃には、良心の呵責なんてものは無くなっている。「不正な手段を使わないと出世出来ないなら、お前は所詮はその程度」と突き落とされて終わりだ。


不正を行わずに777番を超える方法、もっと上まで行き着く方法となると、基本は333番の言っていた事と変わらないんだよな。「大勢の人の為になる事をすると、嫌でも目立つ」


現実は勿論、エニアタイプと階級なんて一致しないがな。だが、どの席についても多かれ少なかれ「他のエニアタイプの美徳も必要」という話だな。答えは案外は単純だよな。